人生案内
Путёвка в жизнь
監督ニコライ・エック
『人生案内』(じんせいあんない、ロシア語: Путёвка в жизнь、英語: Road to Life)は、ゲンリフ・ヤゴーダのグラグの下、マトヴェイ・カモイロヴィッチ・ポグレビンスキー (Матвей Самойлович Погребинский) が管理していたボリシェヴィキの労働キャンプにおける、少年たちの再教育を主題とした[1]、ソビエト連邦初期の劇映画。ソ連最初の音声付き映画であり、1931年6月1日に初公開された。
32年度キネマ旬報ベストテン2位。 映画にはモデルがおり、1920年から15年間、2つのコムーナで浮浪児とともに暮らした教育者マカーレンコである。 本作は、完全なトーキーではなく、頻繁にに字幕で説明するサイレントからトーキーへの過渡期の映画である。ただし音響の処理にはすぐれた計算と独創性が見られる。[2]最後に、ソ連秘密警察創設者のフェリックス・ジェルジンスキーに捧げられている。 本作は世界197か国で上映され、ソビエト連邦の映画の国際的な評価を高めた。また、26か国がこの映画を購入した。
キャスト
セルゲーエフ - 労働コミューン責任者:ニコライ・バターロフ
ムスターファ - 浮浪児でスリで生活:イワン・クイルラ
コーリカ - 家出をした浮浪児:ミハイル・ジャゴファーロフ
コーリカの父:ウラジミール・ヴェスノフスキー
コーリカの母:レギーナ・ヤヌシュケヴィッチ
フォムカ・ジガン - スリの親分:ミハイル・ジャーロフ
レリカ・マズカ - フォムカの情婦:マリア・ゴンタ
ヴァシカ:アレクサンドル・ノヴヴィコフ
スクリアヴィナ - 児童委員会監察官:マリア・アントロポワ
スタッフ
監督:ニコライ・エック
脚色:ニコライ・エック、レギナ・ヤニュシュケヴィッチ、アレクサンドル・ストルペル
撮影:ワシリー・プローニン
美術:イワン・ステパノフ、 A.エヴレメンコ
音楽:ヤコフ・ストーリャル
録音:E.ネステロフ
製作
受賞
1932年、第1回ヴェネツィア国際映画祭 ”もっとも高く評価される監督賞”(非公式・一般投票):ニコライ・エック
公開
脚注^ Хиллиг, Гётц
^ 清水晶『映画史上ベスト200シリーズ・ヨーロッパ映画200』、キネマ旬報社刊、1990年6月30日発行(86-87ページ)
外部リンク
⇒人生案内(1931) - KINENOTE
人生案内
Putyovka v zhizn - IMDb(英語)