人民統一候補
Candidatura d'Unitat Popular
報道官カルラス・リベラ
人民統一候補(カタルーニャ語: Candidatura d'Unitat Popular, CUP)は、スペインの政党。日本語では民衆統一候補[7][8]や人民連合[9][10][11][12]などとも表記される。主にカタルーニャ州で活動しており、カタルーニャの独立を強硬に主張している。2012年カタルーニャ自治州議会選挙では初めて議席を得た(135議席中3議席)。2015年カタルーニャ自治州議会選挙では10議席に躍進した。2017年カタルーニャ自治州議会選挙では4議席に後退した。 2003年の地方自治体議会選挙では、カタルーニャ州の10自治体に候補者を擁立し、3自治体で計4議席を獲得した。さらに8自治体では地元の選挙連合の一部となった。 2007年の地方自治体議会選挙では総投票数の0.65%となる計18,000票を得て、カタルーニャ州の17自治体で計26議席を獲得した[13][14]。 2011年の地方自治体議会選挙では総得票数の2.16%となる計62,000票を得て、得票数でカタルーニャ州6番目の政党となった。カタルーニャ州の計947自治体中80自治体で候補者を擁立し、104自治体で議席を獲得したほか、4自治体で首長の座を得た[15][16][17]。 2012年の2012年カタルーニャ自治州議会選挙
歴史2012年から2015年までカタルーニャ州議会議員を務めたダビド・フェルナンデス
2003年から2015年
2015年地方自治体議会選挙2014年の政治集会
2015年の地方自治体議会選挙では前回の2倍以上となる163自治体に候補者を擁立し、7.12%にあたる計221,746票を得て、前回の3倍以上にあたる372議席を得た[19]。前回の4倍以上にあたる14自治体で首長の座を得た[20]。カタルーニャ州で3番目の人口を有するバダロナでは、人民統一候補を含む選挙連合が2位となり、首長指名投票では他の左派政党と提携して首長の座を得た[21]。カタルーニャ州の州都バルセロナ、ジローナ県の県都ジローナ、リェイダ県の県都リェイダ、タラゴナ県の県都タラゴナ、ルスピタレート・ダ・リュブラガート、タラサなどの有力都市でも議席を得ている[22]。バレンシア州では4自治体で候補者を擁立し、ペドラゲール(英語版)とブルハショット(英語版)で1議席ずつ獲得した[23]。
2015年カタルーニャ自治州議会選挙2015年カタルーニャ自治州議会選挙で候補者リスト筆頭となったアントニオ・バニョス2016年から2017年のカタルーニャ州議会でスポークスパーソンを務めたアンナ・ガブリエル
2015年9月27日の2015年カタルーニャ自治州議会選挙では「人民統一候補=Crida Constituent」という選挙連合で臨み、候補者リスト筆頭にはジャーナリストであり著作家であるアントニオ・バニョス(英語版)が選ばれた。