人名
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この項目では、個人を特定する名称について説明しています。江戸時代の制度・身分については「人名 (江戸時代)」をご覧ください。

記事冒頭での人名の表記方法については「Wikipedia:スタイルマニュアル/人物伝」や「Wikipedia:記事名の付け方#人名」をごらんください。
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2011年8月)
山田太郎。典型的な形式の日本人の名前として、書類の記入例などに良く用いられる、または、本名が不明な男性個人を指すこと。なお「太郎」とは江戸期以前の、仮名(けみょう)の内の輩行名(はいこうめい)に由来する。榊原撃剣会絵図。魁斎芳年筆。榊原鍵吉や、その弟子の松平康年などの名が見える。

人名(じんめい)は、特定の人間社会において特定の個人を弁別するために使用される言語的表現又は記号の一つ。

その人物の家族や家系、地域など共同体への帰属、信仰や願い、職掌、あるいは一連の音の繋がりなどをもって、(ひと)の個人としての独立性を識別し呼称する為に付けられる語。「人名」事典は便宜上、戸籍名や通称などを使用する場合が多い。本項で扱う「人名」とは一般に「正式な名」「本当の名前」といった意を含む。
概説

名前と人間の関わりは古く、名の使用は有史以前に遡るとされる。姓などの氏族集団名や家族名の使用も西方ではすでに古代ギリシアなどにその形跡があるとされ、東方では代から後世につながる姓や氏の制度が確立されていることが確認できる。

ある社会においては様々な理由で幼児に名前を付けない慣習が見られる地域もあるが、1989年国連総会で採択された児童の権利に関する条約7条1項は、「児童は、出生の後直ちに登録される」「ただの出生児から1つの名となる権利を有すべきである (shall have the right from birth to a name)」と定めている。

日本の場合は民法により「氏+(=氏名)」という体系をもつ。他に「姓+名(=姓名)」や「名字と名前」ともいう。「名前」は「氏名」「氏」「」のいずれかを指すため、「氏」を「上の名前」、「名」を「下の名前」と呼ぶこともある(縦書きにしたとき「氏」は上部、「名」は下部になるため)。他者から呼称される場合は、「氏」のみ、「名」のみ、あだ名、敬称・職名などとの組み合わせ、同一の人名の世襲などがある。

後述するように、「氏+名」という構成は日本の文化に基づいた体系である。人名は、共同体の慣習により異なる名付けの体系を持ち、また、呼称する場合も慣習によって独特の方法を持つことが多い。漢字文化圏において氏と姓、さらには日本における名字は本来は互いに異なる概念だが、今日では同一視されている。日本でも、明治維新以前は「(うじ)」「姓(本姓)」と「名字」は区別されていた。

人名は、呼ぶ側と呼ばれる側が互いに相手を認識し、意思の疎通をとる際に使われる(記号論)。多くの場合、戸籍など公的機関に登録される名前を本名として持つ。呼び名としては、戸籍名のままや、「さん」、「君」、「ちゃん」等の敬称が付け加えられたり、名前を元にした呼び方、あだ名との組み合わせなどとなることが多い。

名前にはその主要な属性として、発音と表記がある。例えば日本人の個人名が外国文字で表記されることがあるが、これは1つの名前の「別表記」と考えることができる。逆に、漢字名の場合、複数の読み・音と訓の組み合わせによって読み方が変わることがある。こういった表記、発音の変化に対する呼ばれる側としての許容範囲は様々である[注釈 1]

また、名は特定の個人を指し示す記号であることから、人名そのものが、自己自我アイデンティティ、自分というクオリアに大きく関係するという考え方がある。各国・各文化の歴史を見ても、霊的な人格と密接に結びついていると考えられていたり、真の名を他者が実際に口にして用いることに強いタブー意識を持っていたりする社会は多くあった。

たとえば日本では「」がこれにあたる。これは、元服前の「幼名」、「(あざな)」、出家・死去の際に付ける「戒名」などと合わせて、名を単なる記号として扱おうとしない一つの文化である[注釈 2]。この文化は近世・近代と「諱」を持つ層が減り、逆に「名字」を持つ層が増えるにしたがい(苗字帯刀御免、平民苗字必称義務令)、希薄化してきたと言える。

だが、21世紀初頭の日本においても、名付ける者が名付ける対象に特別な読みを与えることで特別な意味を見い出そうとして名付けたと解釈する限りでの難読名などに見られるように、名に特別な意味を与えようとする思いは[注釈 3]、散見されるものである。
日本における状況

日本では現代社会の一般人の日常生活でもインターネットを用いたコミュニケーションが普及するにつれ、見ず知らずの相手には、名前は一切開示せず接触し、相手の素性を知ってから段階的に開示するということは、よく行われる。また、インターネット上のコミュニティなどでは、本名は出さず、ハンドルネームなどを示すのが一般的である。様々なことを考慮すると、やはり本名をあまりに安易に不特定多数に開示してしまうことはそれなりにリスクが伴う、という判断がある(関連する事象として、名誉毀損プライバシーなどの項も参照可)。また、多少意味合いが異なることは多いが、芸術家作家評論家などで、ペンネーム・アーティスト名などを用いて、本名は開示しないことは多々見られる。

一方、個々の名前のアイデンティティの重要性は、幼名などが一般的だった江戸時代、養子などが一般的であった戦前などと異なり、増している。近年の選択的夫婦別姓を求める声などは、現代で、個々の名前のアイデンティティの重要性が増してきたことの表れである。
人名の構造、使用とその多様性

人の名前は多くの文化で、2つかそれ以上の種類の部分からなる。

多くの場合、「所属を示す名前」と「個人を指す名前」の組合わせが用いられる(ここでは便宜上仮に後者を"個人名"と呼ぶことで説明する)。あるいはそのどちらか1種類だけの場合もある。その数や扱いについては様々な習慣・制度が見られる(詳細は後述)。

分かりやすい例としては、その個人が属する「家(家族)の名前」と「個人の名前」の組み合わせである。英語圏では、個人名(与えられた名 = given name)+ 家族名(family name)の順に表記されることが多い(配置に着目し、ファーストネーム = first name、ラストネーム = last name とも呼ばれるが、文脈に応じ逆順で表記されることや文化混合による混乱を避けるために、given nameという呼称を用いる流れがある)。現代日本の一例を挙げれば「山田 + 太郎」であり、この場合は「家族名 + 個人名」の並びとなる。家族名、個人名はそれぞれ、姓(せい)名(めい)などと呼ばれる。家族名はまた苗字名字とも呼ばれる。"個人名"の部分は「(な)」と呼んだり、なんら明確には呼ばずに済ませたりする。(注)日本語の人名では、英語の given name にあたる概念を、他の概念と明確に区別し、かつ肯定的に指し示す名称が成立していない。明治時代以前の今日より複合的で複雑な人名要素における「いみな()(=忌み名)」などという名称には既に否定的な概念が含まれており(ただしそれ自体を忌避して否定的にとらえているのではなく、人格との一体性という概念ゆえの神聖視により、みだりに用いるのを忌避しているのであるが)、その裏返しとして成立している「(あざな)」では正式の本名ではないという含意からのズレがあり、どちらも現代的な使用には向かない。また「(な、めい)」では、フルネームを指す可能性があり、明確な指示が困難になる。明治期に、法令によって人名の近代化を迅速に行った影響が今日も後を引いているとも、今日の日本人の人名構成様式が、まだ非常に浅い歴史しか持たないものだとも言える。そのため「下の名前」または「ファーストネーム」が使われる。以下の説明では「名」(な)という言葉で"個人名"を指している箇所があるので注意されたい。
構成要素の数

姓名の構成要素の数、すなわち、ある個人のフルネームがいくつの部分から構成されているかは、文化によって異なっている。


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