京阪800系電車(2代)
新塗装化された800系
(2020年11月12日 上栄町 - びわ湖浜大津)
基本情報
運用者京阪電気鉄道
製造所川崎重工業
製造年1997年
製造数8編成 32両
投入先京津線
主要諸元
編成4両編成、4M
軌間1,435 mm
電気方式直流1,500 V
(架空電車線方式)
最高運転速度75 km/h
設計最高速度90 km/h
起動加速度3.3 km/h/s
減速度(常用)4.2 km/h/s
編成定員386人
車両定員先頭車88人・中間車105人[1]
自重Mc:28.0 t
M:28.0 t
編成重量112 t[1]
編成長66,000 mm
全長16,500 mm[1]
全幅2,380 mm[1]
全高3,475 mm[1]
車体普通鋼
台車モノリンク式空気ばね台車[1]
FS558
主電動機三相かご形誘導電動機
東洋電機製造製 TDK-6152-A
主電動機出力90 kW[1]
駆動方式TD継手平行カルダン式[1]
歯車比71:14 (5.07[1])
編成出力1,440 kW
制御方式IGBT素子VVVFインバータ制御[1]
制御装置東洋電機製造製 ATR-H890-RG662A
京阪800系電車(けいはん800けいでんしゃ)は、1997年(平成9年)に登場した京阪電気鉄道の京津線(けいしんせん)用通勤形電車[1]。 京津線の架線電圧1500 Vへの昇圧および京都市営地下鉄東西線への直通運転開始にあわせ、在来車の80形等に代わって導入された[1]。 京津線は元来軌道 (路面電車) 規格で認可登録された路線であり、併用軌道 (路面電車) と地下鉄区間を直通する車両である[注釈 1]。京津線には最大61‰の急勾配があり、運行区間ごとに異なる性質に対応する必要があるため、急勾配・急カーブ対策などの機能を備えた車両となっている[1]。 大深度地下鉄車両並みの性能を持ち、他社線乗り入れのために複数の制御保安系統に対応した小型軽量車両である。一般的に使用されない特殊小型部品や少量生産(4年で全32両)などにより、京阪の担当者が「1メートルあたりの値段は日本で一番高いのではないか」とコメントするほど高価な車両の一種とされる[注釈 2]。
概要
車体浜大津駅(現・びわ湖浜大津駅) - 上栄町駅間の併用軌道を走行中の800系(2007年3月8日)