京都府立図書館
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京都府立図書館
Kyoto Prefectural Library
京都府立図書館
施設情報
前身集書院
専門分野総合
事業主体京都府
開館1898年(明治31年)6月
所在地606-8043
京都府京都市左京区岡崎成勝寺町
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度0分46.6秒 東経135度46分55秒 / 北緯35.012944度 東経135.78194度 / 35.012944; 135.78194座標: 北緯35度0分46.6秒 東経135度46分55秒 / 北緯35.012944度 東経135.78194度 / 35.012944; 135.78194
ISILJP-1002094
統計・組織情報
蔵書数1,321,195冊[1](総資料数)(令和2年度時点)
貸出数160,509冊[1](個人貸出)(令和2年度)
来館者数172,424[1]人(令和2年度)
館長松本一男
公式サイト ⇒http://www.library.pref.kyoto.jp/
地図

プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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京都府立図書館(きょうとふりつ としょかん)は、京都府京都市左京区岡崎成勝寺町にある京都府立の公共図書館である。日本で初めての公立の公開図書閲覧施設である京都集書院を前身とし[2][3][4]、1909年(明治42年)に現在地である岡崎の地に開館した。
沿革

京都府立図書館の前身は、1873年(明治6年)に京都府が三条高倉西に開設した集書院である[2][3][4]。集書院は運営難のため1882年(明治15年)に閉鎖された[2]。その後、1890年(明治23年)に集書院跡地の北隣に京都府教育会図書館が開かれた[2][5]。この図書館には北野神社に預けられていた集書院の旧蔵書が与えられた[2]1898年(明治31年)に、この京都府教育会図書館の蔵書を引き継ぎ、京都御苑内博覧会協会東館を借り受け、京都府立図書館が開館した[2][3]

1903年(明治36年)には、巡回図書館(巡回文庫)の制度が開始された[2][3]。これは、府内3か所(亀岡、園部、福知山の三町)の尋常小学校に巡回図書館を設け、各400部の図書を置き、4か月ごとにその図書を次の町へ送ることで、各館で年間1,200冊の図書を読めるようにするというものだった[2] [5]。また、1905年(明治38年)に、館長湯浅吉郎は館内に児童図書室を設けた[2][3][5]。当時一般の閲覧は有料であったが、児童図書室は無料で開架式とした[2][3][5]

1909年(明治42年)に、岡崎の地に竣工した新館へ京都府立京都図書館として移転した[2][3][5]。移転の経緯は、京都御苑にあった京都府立図書館が、宮内省より御苑の土地の返還を求められ、その際、京都市から寄付を受けた土地が岡崎というものだった。その土地は元々、平安神宮の火除け地であり、京都府立図書館は無償貸与の寄付を受ける際、新館を不燃建造物とすることが条件となっていた[6]。新館は武田五一の設計によるもので、閲覧室、陳列室(1933年〈昭和8年〉に書庫へ転用)を備えたレンガ造り3階建ての建物だった[3]。不燃建造物という条件がレンガ造りの建設の理由となった。また、美術館としての機能も備え、竹久夢二岸田劉生の作品展が当館で開かれた[2][3]。加えて、図書館サービスの拡充も行われ、1928年(昭和3年)には個人貸出が開始され[2][3]、1941年(昭和16年)には1925年(大正14年)に閉鎖されていた児童室が復活した[2][3]

一方、府立図書館の収蔵スペースが限界に達してきたため、1963年(昭和38年)には京都市左京区下鴨半木町に京都府立総合資料館(現、京都府立京都学・歴彩館)が新設され、京都府立図書館の蔵書21万冊のうち京都関係の資料18万冊はそちらに移された。

1995年の阪神・淡路大震災では図書館建物に深刻な被害がでたため、建物が新築することにされた。ただし、武田五一設計の建物についてはその文化財的価値を考えて建物のファサードが保存されることになった。新館は2000年に竣工し、2001年に開館した。

京都府立図書館旧館( ⇒京都府立京都学・歴彩館 京の記憶アーカイブ

京都府立図書館旧館( ⇒京都府立京都学・歴彩館 京の記憶アーカイブ

京都府立図書館旧館閲覧室( ⇒京都府立京都学・歴彩館 京の記憶アーカイブ

年表

1873年:
集書院を開設。

1898年:京都御苑内に京都府立図書館を開設。

1903年:巡回文庫制度開始。

1904年:湯浅吉郎、第4代館長に就任。

1904年:和漢図書分類法の作成、採用。

1905年:大森知事府立図書館の建築提案及び議員可決。

1905年:児童室を設け、無料公開。

1906年:館外貸出開始。

1909年:京都府立京都図書館、岡崎の地に開館。

1912年:郷土誌展観、京都に関する地理、歴史関係図書展示(京都叢書(きょうとそうしょ)の元資料)。

1918年:竹久夢二抒情画展覧会、開催。

1919年:岸田劉生作品個人展覧会(京都展)、開催。


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