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京都市営地下鉄
基本情報
国 日本
所在地京都府京都市、宇治市
種類地下鉄
開業1981年5月29日 (42年前) (1981-05-29)
運営者京都市交通局
公式サイト京都市交通局公式ウェブサイト
京都市営地下鉄(きょうとしえいちかてつ)は、京都市交通局が運営する地下鉄。烏丸線・東西線の2つの路線があり[2]、西京区を除く京都市内10区と宇治市を通っている。条例上の正式名称は京都市高速鉄道である[3][4]。 以下の2路線がある。日本全国の地下鉄事業者で唯一、全ての地下鉄路線が他社線と直通運転を行っている。 色記号路線名区間 1968年に京都市の諮問機関である交通対策協議会が、その年の11月に出した答申が、京都における地下鉄建設計画の始まりである。その後、1972年10月24日に運輸大臣(当時)から地方鉄道事業(地下鉄烏丸線)の事業免許を取得[2]。工事が進められ、1981年5月29日に地下鉄烏丸線(北大路駅 - 京都駅間)の営業を開始した[2]。 開業当時の京都市営地下鉄の特色は、主要4駅にエレベーターを備えたことで、当時の日本の地下鉄では先進的であった。バリアフリーが広まる前の1972年頃から、車椅子常用者、障害者支援団体が運動を起こして京都市に請願し、京都市会と舩橋求己市長を動かした成果である。京都市は、相対式で設計されていた駅を急遽島式に変更し、将来的に全駅にエレベーターを設置することにした[5]。
路線
K烏丸線国際会館駅 (K01) - 竹田駅 (K15)[T 1]
T東西線六地蔵駅 (T01) - 太秦天神川駅 (T17)[T 2]
^ 竹田駅から近鉄京都線と相互直通運転。普通列車は新田辺駅、急行は近鉄奈良駅まで運転。
^ 京阪京津線の電車がびわ湖浜大津駅から御陵駅を経て太秦天神川駅まで直通運転。
歴史駅ホーム内にある駅ごとの出口、乗換ガイド
1981年(昭和56年)5月29日:烏丸線北大路 - 京都間が開業[2]。
1988年(昭和63年)
6月11日:烏丸線京都 - 竹田間が開業[2]。
8月28日:烏丸線、近鉄京都線と新田辺駅まで相互直通運転開始[2]。
1990年(平成2年)10月24日:烏丸線北山 - 北大路間が開業[2]。
1993年(平成5年)7月1日:市バス・地下鉄共通の「トラフィカ京カード」を導入[2]。
1997年(平成9年)
5月22日:御池駅が烏丸御池駅に改称。
6月3日:烏丸線国際会館 - 北山間が開業[2]。
10月12日:東西線醍醐 - 二条間が開業[2]。京阪京津線が御陵から京都市役所前まで乗り入れ開始。
1998年(平成10年)12月31日:大晦日から元旦の終夜運転開始[2]。
2000年(平成12年)
3月1日:スルッとKANSAI対応カードが利用可能に[2]。
3月15日:烏丸線国際会館 - 近鉄奈良間直通の急行を運転開始[2]。
2004年(平成16年)11月26日:東西線六地蔵 - 醍醐間が開業[2]。京都市外の宇治市に初めて地下鉄駅が開業。駅ナンバリング導入[2]。
2007年(平成19年)4月1日:PiTaPa導入[2](乗り入れしている近畿日本鉄道、京阪電気鉄道大津線も同時導入)。
2008年(平成20年)1月16日:東西線二条 - 太秦天神川間が開業[2]。京阪京津線の乗り入れ区間を太秦天神川まで延長[2]。
2010年(平成22年)3月19日:同日実施の近鉄全線でのダイヤ変更に伴い、烏丸線・東西線ともに21・22時台の増発や、烏丸御池駅での乗り継ぎ時間の均等化などのダイヤ改正を実施。東西線に直通運転する京阪京津線もダイヤが一部変更される。また、烏丸御池駅での烏丸線・東西線終電の全方向一斉発車作戦を交通局では公式に「シンデレラクロス」と名付けている。
2013年(平成25年)
3月23日:地下鉄全線で交通系ICカード全国相互利用サービスを開始[2]。