京成電鉄株式会社
Keisei Electric Railway Co., Ltd.
京成八幡駅前にある京成電鉄本社ビル
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証プライム 9009
京成電鉄株式会社(けいせいでんてつ、英: Keisei Electric Railway Co., Ltd.)は、千葉県市川市に本社を置く日本の鉄道事業者。東京都区部東部と千葉県北部に鉄道路線を有する大手私鉄の一つであり、京成グループの中核企業である。略称は京成(けいせい)。社名は運営路線の起終点の頭文字である東京の「京」と成田の「成」に由来する。マスコットキャラクターは「京成パンダ」。 鉄道業を本業とし、不動産事業も展開している。また、鉄道・バス・タクシーなどの交通機関を運営する京成バス・東京ベイシティ交通・北総鉄道・新京成電鉄・関東鉄道・千葉交通などの親会社でもあり、東京ディズニーリゾート(TDR)などを運営するオリエンタルランドの筆頭株主でもある(「主要グループ会社」参照)。 コーポレートスローガンは「いろんな笑顔を結びたい」[3]。 かつての社名は京成電気軌道で、当時の英語略称は「K.D.K」(Keisei Denki Kid?)であった。また、2000年代に発売していたパスネットでの符号はKSであった。 2023年3月末時点で152.3 kmに及ぶ営業路線を有し、路線全体の駅数は69駅[4](京成高砂駅を除く京成の列車が停車する北総鉄道北総線との共同使用駅となる4駅[注釈 1]を含む)ある。 2025年4月1日に子会社の新京成電鉄を吸収合併する予定であり[5]、合併後は、営業路線も26.5 km増え178.5 kmとなり、西武鉄道(西武)を抜いて関東大手私鉄では東武鉄道(東武)・東京地下鉄(東京メトロ)に次ぐ第3位の路線総延長となり、駅数も22駅増えて91駅となる[注釈 2]。 東京証券取引所プライム市場上場企業であり、日経225(日経平均株価)構成銘柄の一社である。メインバンクが大阪の三和銀行であった時期が長かった歴史的経緯から、三和グループに属し、みどり会の会員企業であるため、ルーツである三菱UFJ銀行をメインバンクとしている[広報 3]。京成カード(鉄道定期券、スカイライナー券)加盟店。 社紋は1909年(明治42年)の会社創立とともに初代社長となる本多貞次郎によって考案された。京成の「京」を円形に図案化し、チームワークの重要性や路線延長の将来性を象徴したものである。1964年(昭和39年)改正の新社紋は旧社紋の基本的な図形を踏襲しているが、線をより太くすることで力強い印象を与えている[6]。 2001年(平成13年)に制定された京成グループのグループマークは「ベストマナー向上推進運動(BMK推進運動)」の一環として、グループの一体感とイメージアップを目的に導入されたものである。青(ライナーブルー)はグループの将来性と社会への貢献を、赤(ライナーレッド)は情熱と向上心を表している[7][6][8]。
概要
社紋・グループマーク