交響曲第8番_(ブルックナー)
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音楽・音声
(ノヴァーク版第2稿)Bruckner: Symphony No. 8 in C Minor, WAB 108 (1890 Version, Ed. Nowak)
- アンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏、Universal Music Group提供のYouTubeアートトラック。
(ハース版)Symphony No. 8 in C Minor, WAB 108 (Haas Edition) - クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、Sony Classical提供のYouTubeアートトラック。
(ノヴァーク版第1稿)Bruckner: Symphony No. 8 in C Minor, WAB 108 (Original Version, 1887) - ファビオ・ルイージ指揮フィルハーモニア・チューリッヒの演奏、Kontor New Media提供のYouTubeアートトラック。
映像
(ノヴァーク版第2稿)Bruckner:Symphony no 8 (ed. Nowak, 1890) - レイフ・セーゲルスタム指揮ガリシア交響楽団による演奏。ガリシア交響楽団公式YouTube。
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アントン・ブルックナーの交響曲第8番ハ短調は、ブルックナーの作曲した10曲目の交響曲である。演奏時間が80分(CD1枚分)を越えることもある長大な曲で、後期ロマン派音楽の代表作の一つに挙げられる。ブルックナーはこの交響曲以降、ベートーヴェン交響曲第9番と同様の第2楽章にスケルツォ、第3楽章に緩徐楽章を置く楽章配置を採用するようになる。



作曲の経緯

作曲が開始されたのは1884年7月で、交響曲第7番の初演準備をしていた期間である。第8番は作曲が進められ、1887年夏に完成する(第1稿)。

ブルックナーは指揮者ヘルマン・レヴィに交響曲の完成を報告した。手紙で、第8番の完成を「私の芸術上の父」レヴィに報告したいと述べられている。レヴィがブルックナーからこれほどの敬愛を受けるようになったのは、第7番のミュンヘン初演を成功させ、この作品をバイエルン国王ルートヴィヒ2世に献呈するというブルックナーの希望を実現させたためだった。

レヴィは第8番にも関心を示した。しかし送られてきた総譜を見てレヴィは「演奏不可能だ」と感じ、ブルックナーの弟子のフランツ・シャルクを通じてその旨を返事した。

ブルックナーはひどく落胆したが、第8番の全面改訂を決意する。まず1889年3月4日から5月8日にかけて第3楽章が改訂され、続いて第4楽章の改訂が年7月31日まで行われ、さらに第2楽章スケルツォが改訂され、そして第1楽章、1890年3月10日に改訂は終了した。これが「1890年・第2稿」であり、現在の演奏はほとんどこの稿を採用している。なおブルックナーは同時期に交響曲第4番第3番の改訂も行っている。この時点で第9番の作曲もある程度まで進められていたのだが、この晩年の改訂期のために中断を余儀なくされた。
楽器編成

フルート3

オーボエ3

クラリネット3

ファゴット3*

ホルン8**

トランペット3(F管、C管)

トロンボーン3

コントラバス・チューバ1

ティンパニ

シンバル

トライアングル

ハープできれば3台

弦五部(16型)
(*)3番ファゴットは第1・4楽章でコントラファゴットに持ち替える。(**)5?8番ホルンは第1・3・4楽章でワグナーチューバに持ち替え、テノールとバスを各2本使用する。

なお「1887年・第1稿」では、第3楽章までは2管編成で書かれ、第4楽章で初めて3管編成となる。その他3番フルートが第3・4楽章でピッコロに持ち替える。
楽曲の構成
第1楽章

Allegro moderato

音楽・音声外部リンク
第1楽章
Allegro moderato
ガリシア交響楽団
- ヘスス・ロペス=コボス指揮。ガリシア交響楽団公式YouTube。
ソウル大学校音楽大学オーケストラ - イム・ホンジョン(林憲政)指揮。芸術の殿堂公式YouTube。

ハ短調。2分の2拍子。3つの主題を持つソナタ形式


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