井関農機株式会社
ISEKI & CO., LTD.
井関農機本社事務所
種類株式会社
市場情報東証プライム 6310
井関農機株式会社(いせきのうき、英: ISEKI & CO., LTD.)は、トラクター、田植機、コンバインなどの農業機械を製造する日本の株式会社である。製品のブランドは「ヰセキ(ゐせき)」[注釈 1]。東京証券取引所プライム上場。 国内で同業他社のクボタ、ヤンマーに続いて第3位のシェアを誇る大手メーカーの一角である。 愛媛県松山市馬木町700番地が登記上の本店所在地[1]となっているが、実質的本社機能は東京都荒川区西日暮里五丁目3番14号の本社事務所にある。 農業機械の開発には実績がある。1960年代、日本の稲作に適した田植機、コンバインの開発競争があった際には、その競争のトップランナーであった。1966年に自走自脱型コンバインと呼ばれる日本型のコンバイン「HD50」[注釈 2]を最初に開発し、発売した。1971年に発売された「さなえ」シリーズは非常に人気を博した田植機である[注釈 3]。その後も、1986年には田植機のロータリー植付け機構(田植機の大幅な高速化を実現)を採用した「さなえラブリー」、1999年にはコンバインのズームオーガを採用した「フロンティア ビバ」[注釈 4]や2004年には路上走行(移動)時や各作業時に変速機のシフトチェンジを不要にした乗用車感覚のイージーオペレーションが特徴のトラクター「ジアスATシリーズ」(小型?中型トラクター)および「T.Japan(ティー・ジャパン) TJシリーズ」(大型トラクター)業界初の自動植付け機能を搭載した「さなえ PZシリーズ」を開発、発売し、画期的で革新的な発明[注釈 5]を世に出している。近年では構成部品の価格適正化のために、一部の部品を韓国のTYM
概要
1980年代の経営危機の後、創業家一族が退いた。2004年3月期決算では、1987年以来17期ぶりに、配当を実施した。農業機械の生産高は、クボタ、ヤンマーアグリ(ヤンマーホールディングス、旧・ヤンマー農機)に次いで2021年7月現在日本第3位。