井上 寛司(いのうえ ひろし、1941年7月 - )は、日本の歴史学者、島根大学・大阪工業大学名誉教授。専攻は日本中世史。 京都市生まれ。1966年大阪大学文学部史学科卒業。1968年に大阪大学大学院文学研究科博士課程を中退し、大阪大学文学部助手となる。1975年に島根大学に移り文理学部助教授、教授を経て、1997年定年退官、名誉教授。大阪工業大学情報科学部教授となり、2007年に退任、名誉教授となる。
来歴
寄稿
『隠岐国守護職考』井上寛司著(所収『島前の文化財』第10号、隠岐島前教育委員会)
『中世隠岐の公文』井上寛司著(所収『島前の文化財』第12号、隠岐島前教育委員会、昭和57年(1982年)12月)
著書
『日本の神社と「神道」』 校倉書房、2006年。
『日本中世国家と諸国一宮制』 岩田書院<中世史研究叢書>、2009年。
『「神道」の虚像と実像』 講談社<現代新書>、2011年。
共編著
『宍道町歴史史料集』中世編 宍道町教育委員会、1992年。
『史料集・益田兼見とその時代』(岡崎三郎との共編著) 益田市教育委員会、1994年。
『史料集・益田兼尭とその時代-益田家文書の語る中世の益田2』(岡崎三郎との共編著) 益田市教育委員会、1996年。
『資料集・益田藤兼・元祥とその時代-益田家文書の語る中世の益田3』(岡崎三郎との共編著) 益田市教育委員会、1999年。
『島根県の歴史』(松尾寿