五日市線
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五日市線

熊川駅 - 東秋留駅間の多摩川橋梁を渡る
E233系電車(2022年5月)
基本情報
日本
所在地東京都
種類普通鉄道在来線幹線
起点拝島駅
終点武蔵五日市駅
駅数7駅
電報略号イチセ[1]
路線記号JC
開業1925年4月21日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
車両基地豊田車両センター
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離11.1 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式単線自動閉塞式
保安装置ATS-P
最高速度85 km/h

路線図


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五日市線(いつかいちせん)は、東京都昭島市拝島駅からあきる野市武蔵五日市駅までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。駅ナンバリングで使われる路線記号はJC[注釈 1]
概要

東京地区の電車特定区間E電)の路線の一つであり、青梅線八高線が接続する拝島駅から西へ延び、東京都西部の昭島福生あきる野の各都市を結ぶ。一部列車は青梅線に直通し、立川駅まで乗り入れる。ラインカラーは中央線・青梅線と共通のオレンジバーミリオン(■)が使用されている。

かつては、武蔵五日市駅から拝島駅方面にあった三内信号扱所まで戻ってスイッチバックし、武蔵岩井駅に向かう岩井支線(正式には本線の末端区間)があったが廃線となり、現在は西東京バスの武蔵五日市駅 - 松尾・つるつる温泉間の路線バスで代替している。武蔵五日市駅が廃線跡を活用する形で高架化・改築されたため、同駅手前に僅かに残る廃線跡は保線作業機械の留置などに使用されている。

全区間が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「東京近郊区間」、およびIC乗車カードSuica」の首都圏エリアに含まれている。
路線データ

路線距離(
営業キロ):11.1 km[2]

管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者

軌間:1,067 mm

駅数:7(起終点駅を含む)[2]

五日市線所属駅に限定する場合、青梅線所属の拝島駅[3]が除外され、6駅となる。なお、所属駅はすべて拝島駅の管理下にある。


複線区間:なし(全線単線

電化区間:全線(直流1,500 V・架空電車線方式

閉塞方式:自動閉塞式

保安装置:ATS-P

最高速度:85 km/h

運転指令所:東京総合指令室

準運転取扱駅(入換時は駅が信号を制御):拝島駅


列車運行管理システム東京圏輸送管理システム(ATOS)

大都市近郊区間:全線(東京近郊区間)

電車特定区間:全線

IC乗車カード対応区間:全線(Suica首都圏エリア)

平均通過人員(人/日)[4]

年度平均通過人員年間運輸収入備考
1987年2万7195人
2018年2万4712人
2019年2万4113人
2020年1万8236人
2021年1万9513人
2022年2万1890人8億9500万円

全線が八王子支社の管轄である。

五日市線0キロポスト(拝島駅構内)

歴史電化開通記念式典の様子
(1961年2月17日)立川 - 拝島間の旧線(五日市鉄道)と現在の青梅線(青梅電気鉄道)の経路を表した地図

五日市線は浅野財閥の私鉄五日市鉄道が建設したものである[5]。1930年に立川駅 - 拝島駅 - 武蔵五日市駅 - 武蔵岩井駅間が全通し、立川駅 - 拝島駅間は青梅電気鉄道(現在の青梅線)とは別の遠回り(南側)のルートで並行していた[5]。1940年に同じく浅野財閥の私鉄南武鉄道に合併され、同社の五日市線となったが、1944年に南武鉄道が戦時買収により国有化され、本路線も鉄道省の五日市線となった[5]。その際、青梅線と並行し遠回りとなっていた立川駅 - 拝島駅間は不要不急線として休止され、戦後復活することはなかった[5]

ただし、立川駅 - 武蔵上ノ原駅と、旧・南武鉄道の武蔵上ノ原駅 - 西立川駅間の線路は現在も南武線・中央本線下り線(立川駅南側)との連絡線(青梅短絡線)として利用されている[5]。その他の廃線跡については一部宅地化されているが、昭島市内の「五鉄通り」や新奥多摩街道の一部のように道路として転用された区間もある。
年表

1925年大正14年)

4月21日:五日市鉄道が拝島仮停車場 - 五日市駅間(6.6M≒10.62 km)が開業[5]。拝島仮停車場・東秋留駅西秋留駅増戸駅・五日市駅が開業[5]

5月15日拝島駅 - 拝島仮停車場間(0.3M≒0.48 km)が延伸開業し青梅電気鉄道の既設駅に乗入れ[5]。拝島仮停車場が廃止[5]

5月16日:増戸駅が武蔵増戸駅に改称[5]

6月1日:五日市駅が武蔵五日市駅に改称[5]

9月20日:武蔵五日市駅 - 武蔵岩井駅間(1.7M≒2.74 km)が延伸開業[5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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