五十音
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この項目では、5×10のについて説明しています。辞書などにおける順序の規則については「五十音順」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Unicodeに収録されている、現代では使われなくなった仮名文字)が含まれています(詳細)。ひらがなカタカナ別の五十音表の画像

五十音(ごじゅうおん)または五十音図(ごじゅうおんず)とは、日本語仮名文字[注 1]母音に基づき縦に五字(=段・列)、子音に基づき横に十字(=行)ずつ並べたもの。

また北原白秋による詩『五十音』が存在するが、これについては後述する。

概説

日本語では単純母音が5つしかないこと、子音それぞれとの組み合わせがほぼ完全対応であることなどが、仮名および音素を理解する手段として五十音図をわかりやすく手軽なものにしている。しかし日本語の仮名、音素が文字通り50個である訳ではない。表上では欠落したり重複したりしている文字・音素がある。また五十音図は清音のみを示すが、他に濁音半濁音長音促音撥音拗音、などがあり、発音の総数は100以上ある。

元来、漢字を示す手段である反切を説明するものとして考案されたものとされるが[1]、その子音と母音を分析的に配した体系性が、後には日本語の文字を体系的に学習するのにも利用されるなど様々な用途を生んだ。
構成

五十音 わ行ら行や行ま行は行な行た行さ行か行あ行 


/n/
[?][n][m][?][?]
ほか鼻母音など

/wa/
[β?a]

/ra/
[?a]

/ya/
[ja]

/ma/
[ma]

/ha/
[ha]

/na/
[na]

/ta/
[ta]

/sa/
[sa]

/ka/
[ka]

/a/
[a]あ段


/wi/
[i][注 2]

/ri/
[??i]?()
?()
/yi/
[ji]

/mi/
[m?i]

/hi/
[ci]

/ni/
[n?i]

/ci/
[t??i]

/si/
[?i]

/ki/
[k?i]

/i/
[i]い段
?()
?()
/wu/
[β???]

/ru/
[???]

/yu/
[j??]

/mu/
[m??]

/hu/
[???]

/nu/
[n??]

/cu/
[t?s??̹]

/su/
[s??̹]

/ku/
[k??]

/u/
[??]う段


/we/
[e?][注 3]

/re/
[?e?]?()
?()
/ye/
[je?]

/me/
[me?]

/he/
[he?]

/ne/
[ne?]

/te/
[te?]

/se/
[se?]

/ke/
[ke?]

/e/
[e?]え段


/wo/
[o?][注 4]

/ro/
[?o?]

/yo/
[jo?]

/mo/
[mo?]

/ho/
[ho?]

/no/
[no?]

/to/
[to?]

/so/
[so?]

/ko/
[ko?]

/o/
[o?]お段

日本語の清音母音子音とで分類し、それに従い仮名文字を縦横の表に並べたものである。伝統的には、縦書き文の要領で、縦に母音の変化、横に子音の変化を表現する。横一列は母音がそろっており、これらをあ段、い段、う段、え段、お段といい、縦一行は子音がそろっており、これらをあ行、か行、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行という。五十音図において「ん」はいずれの行、段にも属するものではないが、今日ではわ行の次に置かれる事が普通である。

五十音順は、この表では右から左に、上から下へ「あ」「い」「う」「え」「お」「か」「き」「く」「け」「こ」「さ」… と続く。

日本において1946年に現代仮名使いが導入されてからは、ヤ行のイ段・エ段、ワ行のイ・ウ・エ段は、同じ段の「い」「う」「え」を置くか、空白とする。それ以前は、ワ行のイ段、エ段は、「」、「」が置かれた。

子音が不揃いになっている部分があるが、上代日本語においてはより整然とした体系をもっていたと推測される。すなわち、「ち」と「つ」は現在の「ティ」と「トゥ」、現在では音素がズレている「ふ」を含めたハ行は現在のパ行、ヤ行はイ段、ワ行はウ段を除いて、おのおの y、w の子音であったとされる。

また、上代日本語より後の10世紀前半、ア行とヤ行のエ段が書き分けられていた頃の表は以下のようになる。ただし、上の表では「エ」はア行に配置されているが、実際には「エ」はヤ行エ段の発音であったためヤ行に配置し、ア行には当時使用された「衣」を字母に持つ別のカタカナを配置した。ヤ行とア行のエ段を区別した五十音表の画像

五十音 (10世紀前半の状態)わ行ら行や行ま行は行な行た行さ行か行あ行 


/wa/
[β?a]

/ra/
[?a]

/ya/
[ja]

/ma/
[ma]

/fa/
[?a]

/na/
[na]

/ta/
[ta]

/sa/
[sa]

/ka/
[ka]

/a/
[a]あ段


/wi/
[β?i]

/ri/
[??i]

/mi/
[m?i]

/fi/
[?i]

/ni/
[n?i]

/ti/
[ti]

/si/
[?i]

/ki/
[k?i]

/i/
[i]い段


/ru/
[???]

/yu/
[j??]

/mu/
[m??]

/fu/
[???]

/nu/
[n??]

/tu/
[t??]


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