五十嵐文彦
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日本政治家五十嵐 文彦いがらし ふみひこ
財務副大臣時に公開された肖像
生年月日 (1948-11-02) 1948年11月2日(75歳)
出生地 東京都世田谷区
出身校東京大学文学部西洋古典学科卒業
前職時事通信社記者
現職フリージャーナリスト
所属政党(無所属→)
日本新党→)
新党さきがけ→)
旧民主党→)
民主党鳩山G小沢鋭仁G
称号旭日重光章
文学士(東京大学)
衆議院議員
選挙区(旧埼玉2区→)
比例北関東ブロック→)
埼玉9区
当選回数4回
在任期間1993年7月19日 - 1996年9月27日
2000年6月26日 - 2005年8月8日
2009年8月31日 - 2012年11月16日
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五十嵐 文彦(いがらし ふみひこ、1948年11月2日 - )は、日本の元政治家。元衆議院議員(通算4期)、財務副大臣などを務めた。
人物・来歴

警察官の長男として東京都世田谷区に生まれた。他に弟1人。

幼少時、母の病気のため足立区長門町在住の親族の元に里子に出され、足立区立大谷田小学校に入学。小学校2年生の時に養父が他界したため、小学校3年生から実父母の元に戻り、一家で小平市に在住した。小平市立第二小学校卒業後、桐朋中学校・高等学校を経て、東京大学文学部西洋古典学科卒業(古代ギリシャ語ラテン語、西洋古典文学専攻)。

1973年時事通信社入社[1]。政治部記者となる。1988年に退社しフリージャーナリストとなり、五十嵐ふみひこ政経研究所を設立、代表となる。竹下内閣ふるさと創生事業によるバラマキ政治に憤慨し政治家を志すようになる。

1989年、保守系無所属新人候補の政策集団自由連合旗揚げ参加。1990年衆院選にて旧東京7区から無所属で立候補し落選。1993年衆院選旧埼玉2区から日本新党公認で立候補し、初当選、税制委員長を務める。1994年細川首相の国民福祉税構想に反対して離党し、4月に小沢鋭仁らとグループ青雲を結成。同年6月に新党さきがけに合流し、新党さきがけ政調会長代理、連立与党税調座長、衆議院予算委員会理事などを歴任。

1996年埼玉9区から立候補するため埼玉県入間市に転居。民主党結成に参加し、民主党基本政策の策定に関わる。政調副会長に就任。しかし、直後の衆院選で落選。2000年衆院選比例北関東ブロックから当選し、2001年9月、「次の内閣金融担当相に就任。2003年衆院選で3選、同年12月の「次の内閣」では経済財政担当相兼金融担当相となる。2004年9月、「次の内閣総務相、党郵政改革調査会長となる。しかし、2005年郵政解散・総選挙で落選した。2007年9月、交通事故に遭ったが入院療養の後に回復した。このほか、武蔵野学院大学客員教授を務めた。

2009年9月の衆院選で返り咲き。鳩山由紀夫内閣の成立に伴い、衆議院災害対策特別委員長に就任。2010年9月、菅直人改造内閣財務副大臣に就任し、野田内閣でも財務副大臣に留任。2015年消費税を10%に増税し、最終的に消費税を17%にすることを考えを示した[2]。消費税率引き上げの際に所得の少ない人ほど負担感の大きい「逆進性」の対策としては子ども手当の増額を検討することも表明した[3]

2012年12月の衆院選で落選。

2013年7月の参院選比例代表に立候補するも、個人得票数29,077票(民主党候補者20人中16位)で落選[4]

参議院選挙後の8月下旬、公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)の容疑で書類送検された。公示日より前の2013年5月下旬から6月中旬にかけて、秘書とともに有権者20名に自身への投票を呼びかける法定外文書を郵送した疑い。五十嵐も事実関係を認めた[5]。同年12月16日大津区検は五十嵐を略式起訴大津簡裁は12月25日、罰金30万円の略式命令を出した[6]

五十嵐の参院選転出後、民主党の埼玉県第9区支部長は空席となっていたが、2014年11月、民主党は元読売新聞記者の新人を埼玉県第9区支部長・次期衆院選候補に決定し、五十嵐が民主党候補として埼玉県第9区から衆院選に再立候補する可能性はなくなった。しかしその新支部長も決定から数日後、体調不良を理由に立候補を辞退。民主党と維新の党の選挙協力による候補者調整により、同年12月、維新の党埼玉県第4区支部長が9区に「国替え」し立候補した(結果は落選)。

その後政界を引退、2015年から2019年まで、武蔵野大学客員教授。2019年からフリージャーナリスト・解説委員としてインターネットニュース番組ニューズ・オプエド」に出演している[7]


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