二重山括弧
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ウィキペディアにおける「括弧」の使用については、Wikipedia:表記ガイド#括弧類をご覧ください。

この項目では、約物について説明しています。会話中の括弧については「エアクオート」をご覧ください。

この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています(詳細)。

括弧(かっこ)とは約物の一つ。言語の記述の中で、その一部を一対の括弧で囲むことにより、その中と外とを区切る役割を果たす。

括弧は対で使用され、先に記述される括弧を括弧開き(かっこひらき)、後に記述される括弧を括弧閉じ(かっことじ)と呼ぶ。横書き表記の記述においては、相対的に左括弧(ひだりかっこ)・右括弧(みぎかっこ)とも呼ぶ。

また、対となる括弧がそれぞれ縦並びの括弧を縦括弧(たてかっこ)、横並びの括弧を横括弧(よこかっこ)と呼ぶ。

数学においても括弧は頻繁に用いられ、特殊な意味を持つ。

仮名とは異なり、縦書きか横書きかで形が変わる。この項目では横書き表記ですべて取り扱われているが、縦書きの場合は右90度回転されたものになる。


目次

1 起源

2 種類

2.1 丸括弧()

2.1.1 二重丸括弧??


2.2 鉤括弧「」

2.2.1 二重鉤括弧『』

2.2.2 鉤括弧と二重鉤括弧の使い分け


2.3 角括弧[]

2.3.1 二重角括弧??


2.4 波括弧{}

2.5 亀甲括弧〔〕

2.5.1 二重亀甲括弧??


2.6 山括弧〈〉

2.6.1 二重山括弧《》

2.6.2 代用表記

2.6.3 ギュメ ≪≫


2.7 隅付き括弧【】

2.7.1 隅付き括弧(白)??


2.8 そのほかの括弧


3 脚注

4 関連項目


起源

江戸時代以前の文献では見られないため、明治維新辺りの時期に輸入されたものと想像されるが、日本語には鉤括弧が先にあったとする説もある(鉤括弧参照)。詳細は不明。
種類

括弧には丸括弧(まるかっこ)・鉤括弧(かぎかっこ)・二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)・角括弧(かくかっこ)・波括弧(なみかっこ)・亀甲括弧(きっこうかっこ)・山括弧(やまかっこ)・隅付き括弧(すみつきかっこ)などの種類がある。

そのうち、日本語の補助記号に当たるのは、丸括弧・鉤括弧・二重鉤括弧である。これらは、句点(。)・読点(、)・中点(・)と合わせて区切り符号と呼ばれる。
丸括弧()( )

丸括弧(まるかっこ)はパーレンとも言う。一般に括弧と言った場合は丸括弧を指す。「パーレン」の語は、ドイツ語で丸括弧を示す Parenthese に由来する[要出典]。なお、小括弧(しょうかっこ)と呼ばれることもあるが、この呼び方は望ましくないと考えられる[1]

語句または文の次に、それらについて特に注記を加えるときに用いる。

語句の読みを示す場合に用いる。

説明文自体または読み飛ばせる追記事項などを書く場合がある。

横括弧は箇条書きの文章で、それぞれの条文の番号等を囲むのに用いる[例: (1)、(ア)]。左括弧を省略することもある[例: a)]。


数式においては、式をグループ化して演算優先順位の明示・変更を行うときに用いる。プログラミング言語でも同様の用途で使用する言語が多い。

数学プログラミング言語で、関数引数を明示するのに用いる。

幾何学で座標を示す場合に1座標の定義を示す。

行列を表す目的で使用する。

数学の区間において、開いていることを示す。

BASIC などの一部のプログラミング言語スクリプト言語では配列の要素を指定するのにも用いる。

小説等の文学作品ゲーム作品では、会話に表れない心中表現であることを示すのに用いることがある。また、ゲーム作品おいては、回想シーンやテレパシー(実際に喋っていない)等での会話に用いる事もある。

記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
(U+00281-1-42(
(始め小括弧、始め丸括弧
LEFT PARENTHESIS


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