二酸化硫黄
別称
酸化硫黄(IV)
亜硫酸ガス
識別情報
CAS登録番号7446-09-5
-10 ℃ (263 K)[1]
水への溶解度9.4 g/100 mL (25 ℃)
蒸気圧
-10 ℃ : 1013 hPa
20 ℃ : 3300 hPa
40 ℃ : 4400 hPa
酸解離定数 pKa1.81
構造
分子の形折れ線形(O-S-O 結合角は120度)[2]
双極子モーメント1.63 D
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード警告(WARNING)
HフレーズH314, H331
PフレーズP260, P261, P264, P271, P280, P301+330+331, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P311, P321, P363, P403+233
NFPA 704030
引火点不燃性
関連する物質
関連物質
三酸化硫黄
亜硫酸
硫酸
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
二酸化硫黄(にさんかいおう、英: sulfur dioxide)は、化学式SO2の無機化合物である。常温では刺激臭を有する気体。気体は別名亜硫酸ガス[3]。化石燃料の燃焼などで大量に排出される硫黄酸化物の一種であり、きちんとした処理を行わない排出ガスは大気汚染や環境問題の一因となる。
二酸化硫黄は火山活動や工業活動により産出される。石炭や石油は多量の硫黄化合物を含んでおり、この硫黄化合物が燃焼することで発生する。また、火山活動でも発生する。二酸化硫黄は二酸化窒素などの存在下で酸化され硫酸となり、酸性雨の原因となる[4]。空気よりも重い。 二酸化硫黄は硫黄の完全燃焼により発生する。 S ( s ) + O 2 ( g ) ⟶ SO 2 ( g ) {\displaystyle {\ce {S(s) + O2(g) -> SO2(g)}}}
合成