二色旗(にしょくき)とは、二色で構成された旗のこと。フランス語ではDrapeau de deux couleurs、イタリア語ではBandiera bicolore、英語ではTwo-color flag と呼ばれる。
二色旗は主に国旗や州旗などを始めとする行政区画の旗などに用いられており、世界的に著名なものとしては日本の国旗が知られている。最も古い二色旗には、デンマークの国旗やスコットランドの国旗、オーストリアの国旗が挙げられる。
変形として「二色旗の中央に紋章を入れているもの」の他「単一色の生地に単一色の図柄・紋章を描き入れたもの」を二色旗とするものもある。 紋章学ではペイル[1]と呼ぶ。 紋章学ではフェス[2]と呼ぶ。 紋章学ではパーティ・パー・ペイル[3]と呼ぶ。 ※この型の変形としてバーレーンの国旗がある 紋章学ではパーティ・パー・フェス[4]と呼ぶ。 歴史的に二色旗を用いていた国は数あるが、ここではその一部を挙げる。
二色旗の例
二色の内の一つを線として中央に配置したもの
縦
ナイジェリアの国旗
横
オーストリアの国旗
ラトビアの国旗
縦2分割
バチカンの国旗
マルタの国旗
横2分割
ウクライナの国旗 - 青・黄色
ハイチの国旗 - 赤・青
ポーランドの国旗 - 赤・白
モナコの国旗 - 赤・白
インドネシアの国旗 - 赤・白
リヒテンシュタインの国旗 - 赤・青
図柄と背景を単一色にして組み合わせたもの
日本の国旗 - 白・赤
アフガニスタンの国旗 - 白・黒
アルバニアの国旗 - 赤・黒
イスラエルの国旗 - 白・青
カナダの国旗 - 赤・白
カザフスタンの国旗 - 水色・黄
北キプロスの国旗 - 白・赤
ギリシャの国旗 - 青・白
キルギスの国旗 - 赤・黄
サウジアラビアの国旗 - 緑・白
スイスの国旗 - 赤・白
中華人民共和国の国旗 - 赤・黄
デンマークの国旗 - 赤・白
バングラデシュの国旗 - 緑・赤
パラオの国旗 - 水色・黄
フィンランドの国旗 - 青・白
ベトナムの国旗 - 赤・黄
その他
統一旗(朝鮮半島旗)
アナルコサンディカリスムの旗
ボニー・ブルー・フラッグ - 元は1810年に短期間存在した「西フロリダ共和国」の国旗だが、アメリカ南北戦争開戦時の南部連合で非公式の旗印として用いられた
緑星旗 - エスペラントの象徴旗
過去に存在していた二色の国旗
?ハンガリーの国旗(11世紀-1301年までの旗)
?ハンガリーの国旗(11世紀-1301年(別の仕様))
ヘッセン大公国の国旗
マケドニア共和国の国旗(1991年-1995年)
ベトナム帝国の国旗 (1945年)
トルクメニスタンの国旗(1991年-1992年)
脚注[脚注の使い方]^ 英: pale
^ 英: Fess
^ 英: Party per pale
^ 英: Party per fess
関連項目
旗章学
国旗
軍旗
三色旗
五色旗
色数による旗の一覧
デザインによる国旗の一覧
外部リンク
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