二木会
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三井グループ

創業者三井家
国籍 日本
中核企業三井物産
三井住友銀行
三井化学
三井不動産
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三井グループ(みついグループ、英語:MITSUI GROUP)は、日本の企業グループのひとつ。戦前の三井財閥の流れを汲む企業の連合体。二木会と呼ばれる。
目次

1 概要

2 ロゴ

3 三井グループ主要各社

4 三井グループと親密な企業

5 脚注・出典

5.1 注釈

5.2 出典


6 関連項目

7 外部リンク

概要名所江戸百景 駿河町(歌川広重)越後屋の暖簾を見ることができる。三越百貨店創業者・日比翁助銀座四丁目交差点で向かい合う服部時計店(現・和光)と三越銀座店(1933年10月)日本橋三井タワー
日本橋室町

戦前の三井財閥は日本最大の財閥として財界に君臨したが、戦後の財閥解体後、同じ旧財閥の三菱グループ住友グループに比べて再結集が遅れたこと、本来中核となってグループに資金供給をすべき三井銀行帝国銀行の分裂によって規模が縮小してしまっていたこと、高度経済成長期の重化学工業化に乗り遅れたこと、などから戦前に比べその相対的な地位は低下した。そのため三井グループは表面上、あまり結束が強くない。また、トヨタ自動車東芝などが、そして東芝との関係からIHIなども加わっている。しかしながら、表に現れない部分での結束は未だ残っており、三井系列企業経営層専用のクラブ、そして三井記念病院内にも経営層クラス専用の特待病室があることが知られている。

最近の動きとしては、三井鉱山は新日本製鐵(現:日本製鉄)等の支援を受け経営再建を目指し、「日本コークス工業」と改名し三井グループから離脱。2008年4月には、三井財閥の源流である越後屋呉服店の後裔 三越が、三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行・旧:三菱銀行)をメインバンクとする伊勢丹と共同持株会社 三越伊勢丹ホールディングスを設立し経営統合した。一方で、さくら銀行(旧:三井銀行)は住友銀行と合併し三井住友銀行に、富士フイルム東京放送ホールディングス(旧:東京放送)等の二木会への新規加盟や、トヨタ自動車等の支援を受けた三井住友海上あいおい損保ニッセイ同和損保との経営統合等、グループの新陳代謝も活発である。

二木会加盟の企業の中では、三井の名前を冠さない三井傍系の大企業が多数あり、それらと直系との強い結びつきを模索する動きが見られる。
ロゴ

丸囲みの井桁に「三」の文字が入ったもの[注 1]。原則として「三井」と名乗る企業で使われるが、三井住友銀行や三井住友海上火災[注 2]商船三井など三井と名乗っても他のグループと合併した会社は、三井と名乗らない企業と同じようにこのロゴを使わない。また最近、三井広報委員会でもこの井桁マークを使っていない。

また、三井を冠する企業でも三菱グループにおけるスリーダイヤ住友グループにおける井桁に比べて企業再編が活発になる以前の1970年代時点で三井の丸囲みの井桁に「三」を採用しない会社は三菱や住友の前述のマークに比べて多かった[注 3]。また、三井を冠しグループ外企業との合併等を含む商号変更をしていない場合でも同様である。
三井グループ主要各社

かつて旧三井銀行・三井物産・旧三井鉱山の三社が「三井グループ御三家」と呼ばれていた。戦後は三井本社を吸収合併した三井不動産が、旧三井鉱山に代わり御三家の一角を占めている。

社名二木会三井広報
委員会三井業際
研究所綱町三井
倶楽部月曜会三井文庫備考
IHI○-○○○○※4[2]
イビデン--○-○--
イビデングリーンテック----○--
宇徳----○--
エームサービス-○--○○-
王子ホールディングス○○○○○○※4[2]
 王子製紙----○--
カネカ-----○※5[3]
サッポロホールディングス----○--


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