二位(にい)は、日本の位階及び神階における位の一つである。複数の異なる制度で使われた。律令制および近現代の位階制では、正二位と従二位の総称である。 天武天皇元年(672年)に壬申の乱で勝利し、翌年(673年)2月27日に即位した天武天皇は、臣下に与えた冠位とは別に、皇子を除く皇族王に三位、四位などの位を与えた。この諸王の位
諸王の位
実際の叙位は、天武天皇8年(679年)3月9日に吉備大宰
石川王が死後贈位されたことが知られるだけである[1]。一位の例は知られていない。大宝律令以降の日本の律令制では、正二位と従二位の二つの位階があり、二位はその総称である。 近現代の制度でも引き続き正二位と従二位が置かれた。
近現代の位
脚注^ 『日本書紀』巻29、天武天皇8年3月己丑条。
参考文献
小島憲之・直木孝次郎・西宮一民・蔵中進・毛利正守・校訂・訳『日本書紀』3(新編日本古典文学全集4)、小学館、1998年。
表
話
編
歴
正一位
従一位正二位
従二位正三位
従三位正四位
従四位正五位
従五位正六位
従六位正七位
従七位正八位
従八位正九位
従九位大初位
少初位
関連項目
官位品位 (位階)贈位蔭位冠位・位階制度の変遷内位外位神階武家官位