凡例亀井矩貞
時代江戸時代中期 - 後期
生誕元文4年11月27日（1739年12月27日）[1]
死没文化11年6月16日（1814年8月1日）[1]
改名吉三郎[1]（幼名）→矩貞→
三松斎・綾松・軒磐山（法号）
別名千山老人（号）
戒名徳祥院殿浄雲了海大居士
墓所島根県鹿足郡津和野町の亀井家墓所
官位従五位下、能登守
幕府江戸幕府
藩石見津和野藩主
氏族菅沼氏→亀井氏
父母父：菅沼定好、母：大島玄賀の娘
養父：亀井矩致、亀井茲胤
兄弟菅沼定賢、矩貞、菅沼定寛
妻正室：搖泉院（伊東祐隆の娘）
側室：高木氏、浜崎正武の娘
子矩賢、茲益、茲尚、祐三郎、豊次郎、
茲邑、誠子（秋月種徳正室）、
娘（亀井茲求正室）、娘（片桐貞信室）
養子：茲休

亀井 矩貞（かめい のりさだ）は、石見津和野藩の第7代藩主[1]。津和野藩亀井家8代。
生涯

元文4年（1739年）11月27日（元文元年（1736年）とも[2]）、旗本菅沼定好（第3代藩主亀井茲親の次男）の次男として江戸本所で生まれる[3]。はじめ1500石の旗本である[4]亀井矩致の家督を継いでいた[1]が、宝暦2年（1752年）に本家の第6代藩主亀井茲胤が病弱のため、その養子として家督を継いだ[1]。12月16日に従五位下・能登守に叙位・任官する[5]。

宝暦3年（1753年）4月から6月まで、桜田組[6]防火役を任じられた[1]。その後も幕命により公役[1]に従事する一方で、領内は大洪水に見舞われて6300石の被害を出すなど、出費が相次いで財政難となる。このため、製蝋工場を拡大して財政再建を目指すなどしたが、もともと文学肌であり、藩政よりも文学の発展に尽力して出費を続けたため、財政再建はならなかった[7]。

また、居城内に陶芸窯を設けて手づから陶芸を行い、焼き上げた品々を“御庭焼”と称した事績が伝えられている。[8]

安永2年（1773年）、災禍の陰影未だ去らぬ領内の安穏鎮護を願って、京都の伏見稲荷より勧請し三本松城城内の太皷谷の峰に太皷谷稲成神社を建立[9]。

天明3年（1783年）4月18日、長男の矩賢に家督を譲って隠居する。文化5年（1808年）に剃髪して三松斎と号した[10]。文化11年（1814年）6月16日、江戸で[11]死去した[1]。享年76。
脚注・出典

[ヘルプ]
^ a b c d e f g h i 『亀井矩貞』 - コトバンク
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 太皷谷稲成神社所蔵　『七代藩主矩貞作　御庭焼』
^ “御由緒”. 2019年7月7日閲覧。太皷谷稲成神社
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公
^ 『吉賀記』（写本：太皷谷稲成神社本）累代藩公

表

話

編

歴
亀井氏津和野藩7代藩主 (1752年 - 1783年)
坂崎家

坂崎直盛1601-1616

断絶

亀井家
亀井政矩1617-1619

亀井茲政1619-1680

亀井茲親1681-1731

亀井茲満1731-1736

亀井茲延1736-1743

亀井茲胤1743-1752

亀井矩貞1752-1783

亀井矩賢1783-1819

亀井茲尚1819-1830

亀井茲方1831-1839

亀井茲監1839-1871

廃藩置県




更新日時:2019年9月13日(金)06:33
取得日時:2019/09/23 04:07