乳房
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この項目では、器官としての乳房について説明しています。

大江千里のアルバムについては「乳房 (大江千里のアルバム)」をご覧ください。

乳汁または乳房を表す日本語の俗語については「おっぱい」をご覧ください。

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この項目には性的な表現や記述が含まれます。免責事項もお読みください。

乳房
ヒトの女性の乳房 (: breast) とその組成
ラテン語mamma
英語Breast
器官外皮系
動脈内胸動脈
静脈内胸静脈
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乳房(にゅうぼう[1][2]、ちぶさ[2][1])は、哺乳類メスがそなえる外性器の1つ[1]。構造上は外皮と密接な関係があり[1]女性では乳腺から乳汁分泌し、哺乳器としての機能を内包する[1]。その形状や大きさには個人差、年齢差があり、乳腺の分泌期とそうでない時期によっても異なる[1]。女性では10歳前後から発達し始め、成人では前胸壁の大胸筋上に半球状(状)に隆起し、底面の直径は平均で10?12pほどである[1]
名称
日本語

日本語としては、大和言葉(和語)で「ち[3]」「ちち[3]」「おちち[4]」「ちぶさ[3]」などと呼ばれる。「ち」と「ちち」に当てる漢字は「乳」[5]。「ち; 乳」は『万葉集』にも見られる古語で「乳飲み子[6]」「乳離れ[7]」「添え乳[8]」「.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}乳兄弟(ちきょうだい)[9]」などの形で現代語にも形態素として生きてはいるものの、いずれも「乳汁」の意であり[5]「乳房」を意味する語としては廃れて久しい。「おちち」の「お」は丁寧語の「御」で、漢字では「御乳」と書く[4]が、現代に限るなら「お乳(おちち)」あるいは「おちち」と読み書きし、一般的にはそれ以外の用例は見られない。「ちぶさ」は「乳房」と記す。一方漢語では「乳房」と書いて「にゅうぼう」と読む。現代日本語では「乳房(ちぶさ)」が一般的に用いられ「乳房(にゅうぼう)」は医学医療を始めとする専門分野での用語となっている。

なお「乳房」を意味する"まともな"外来語の普及は見られない。「豊満なバスト」などといった表現がよく用いられているが、バストの原義は「胸囲」である。また、21世紀初期にはマンモグラフィーによる乳癌検診の普及に伴って「マンモ」という略語が医療現場や報道でみられるようになった[10][11](※2010年代の記述)が、カタカナ言葉「マンモ…」が「乳房の」の意(※英語 "mammo-" は接頭辞)で通用する時代になったわけではない。

俗称としては「おっぱい/オッパイ」[12]が、少なくとも幕末以降[13]広く用いられている。第1義には幼児語で「母乳」を指す[14]が、男性を性的に魅了する「女性の胸の膨らみ」の意[14]でも広く用いられるようになった[15]。語源は諸説あってはっきりしない[13]「ぱいおつ/パイオツ」は「おっ-ぱ-い」の3音節を「お-つ-ぱ-い」と4音節に変換したうえで前後を入れ替えた倒語で、1970年代に発生した。また「ぱいぱい/パイパイ」[14]は幼児語「おっぱい」から派生したと考えられるが、性的語義の「おっぱい」としても用いられるようになった。更には、性的語義の「おっぱい」あるいは「ぱいおつ」の「ぱい/パイ」が性的「おっぱい」の意味を持ったまま接辞化してもいて、主に性的「おっぱい」の関連語を合成する形態素になっている[注 1]他、音価の類似性からギリシア文字π」(その日本語慣用名である『パイ』)と関連付けされてもいる[注 2]
日本語以外

この節の加筆が望まれています。

英語

英語では通常「breast」という。この他の類語としては、chest、bust、bosomなどがある[18]スラングも多く、boob(s)、boobies、titsなどがある[18][19]
概要

乳房は、一部の哺乳類メスがそなえている器官である。哺乳類は「哺乳」すなわち「乳を子に飲ませること」を最も重要な特徴の一つとしており、どれほど未発達であっても「乳汁(ちちしる、ちしる、ちち、にゅうじゅう)」(別名: 乳〈ちち〉、母乳〈ぼにゅう〉)を分泌する機能をもつ外分泌腺である「乳腺」を必ず具えている[注 3]。原始的形質を多分に具える原獣類カモノハシなど)は乳腺が未発達であり[20][注 4]、これが発達しているのは、後獣類(現生しているのは有袋類カンガルーなど、育児嚢を有するグループ〉のみ)と真獣類すなわち有胎盤類(ウシなど、胎盤を有するグループ)である。また、後2者では無駄なく授乳するための哺乳器官として「乳首」(乳頭とも)が発達している。乳首をもたない原獣類では、沁み出る乳汁を子が舐め取るという非効率な授乳方法であるため、貴重な乳汁の相当量が子に届かないまま流失する。


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