乱視
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左上:正常な画像 右上:単純な近視
左下:A=0度の正乱視(直乱視) 右下:A=90度の正乱視(倒乱視)

乱視(らんし)は、の屈折異常のひとつ。角膜水晶体が歪んで回転体でなくなる事によって光の屈折がずれ、焦点が合わなくなる。

生物の目は完全ではないため万人が乱視の要素を持っているが、軽微な場合は問題がない事が多い。ものが多重に見えるなど視覚に問題が生じる場合は、屈折補正を要する。
正乱視円柱レンズ

光が2か所で焦線を結ぶ乱視。ほとんどの乱視は正乱視に分類される。
症状

弱い乱視のみで近視のない者や乱視・近視ともに弱い者は、眼鏡等で矯正していなくても、近くについては眼が調節することによりまずまずの見え方が得られるので、自覚症状は遠くが見えづらいことが主となり、自覚症状や視力値だけでは近視と区別がつきにくい。

例えば、C -0.50D AX 180 の乱視があって近視がない者が遠くを見る場合、縦の線ははっきり見えても横の線は -0.50D だけボケて見える。しかし、同じ者が近くを見る場合は、もっともましな見え方になる調節度合いを眼が探すので、縦の線がはっきり見えるところと横の線がはっきり見えるところの中間、すなわち2箇所の焦線の中間に調節することにより、縦の線のボケは +0.25D 、横の線のボケは -0.25D となる。つまりどの線も ±0.25D のボケで済み、それほど問題ない見え方となる。厳密には近くの見え方も乱視のない者ほど鮮明ではないが、本人はその見え方に慣れているので、近くの見えにくさを感じることは少ない。

弱い乱視と弱い遠視を併せ持っている者は、目が調節することにより遠くも近くもまずまずの見え方が得られるので、自覚症状はあまりない。例えば C -0.50D AX180 の乱視と S +1.00D の遠視を併せ持つ者は、遠くでも近くでも上述のように調節することにより ±0.25D のボケで済み、それほど問題ない見え方となる。実際には遠くの見え方も近くの見え方も乱視のない者ほど鮮明ではなく、もっともましな見え方になる調節の度合いを眼が常に探さなくてはならないため眼精疲労の原因になるが、本人はその見え方や疲れ方に慣れているので、自覚症状を訴えることは少ない。

むしろ軽度の乱視には利点があるとする考えもある。軽い乱視であれば生活上困らない程度の視力は得られるし、どの距離にも完全にはピントが合わない代わりに、幅広い距離に大体ピントが合うように感じる利点があるという。このことは、特に老視になった場合に利点となる。

しかし、C値の大きさが-1.00Dを超える強い乱視では、2箇所の焦線の中間に調節しても十分な見え方が得られず、遠くも近くも見えづらくなる。例えば C -2.00D の乱視を持つ者は、上述のように調節しても ±1.00D のボケを生じ、視力に問題を感じることになる。
検査乱視表

視力検査では、放射状の線からなる乱視表を使って検査する。乱視なら、ピントが合っていない方向の線ははっきり見えるが、ピントが合っている方向の線はぼやけてあるいは二重に見える(ピントの合う合わないと線がぼやけるぼやけないは逆の関係にある)。正乱視の場合、最もはっきり見える線の方向(上下を0度とする)が乱視の軸角度となる。つまり、直乱視(A=0)なら縦線、倒乱視 (A=90) なら横線がはっきり見える。

ランドルト環(いわゆる「C」字)でも、乱視を検査できる。乱視ならば、環の切れ目の角度により視力に差が出る。ただし、正確な検査(特に軸角度)は難しいので、乱視表と併用するか、クロスシリンダーを使う。

クロスシリンダーは、2枚の円柱レンズを垂直に重ねた効果を持つ(1枚の)レンズで、裏返すと縦横が逆転するよう45度の角度に柄が付いている。乱視なら、クロスシリンダーの表と裏どちらを使ったかで視力に差が出る。また、クロスシリンダーをある角度にしたとき最も視力がよくなり、その角度で乱視の軸角度がわかる。
軸角度と度数

円柱レンズで補正できることから分かるように、乱視には方向がある。これを軸角度という。視力矯正の場合には軸角度をA(Axis)で表し、レンズの軸が水平方向の場合A=0度、鉛直方向の場合A=90度と決められている。A=0付近の乱視を直乱視、A=90付近の乱視を倒乱視、それ以外を斜乱視という。

レンズの強さ(度)はC値(cylindrical value)で呼ばれる。C = -0.50D、A = 77度の場合、矯正するレンズはC -0.50 A 77

と表す[1]
矯正

乱視は、眼鏡コンタクトレンズ(ハードコンタクトレンズもしくはトーリックのソフトコンタクトレンズ)、レーシックで矯正できる。

円柱レンズを使えば、乱視自体は矯正できる。円柱レンズによって正常視となる乱視を単性乱視という。

単性乱視でない場合は、円柱レンズによって近視または遠視となるので、さらに凹レンズまたは凸レンズによる矯正が必要になる。

この2枚のレンズの機能を1枚で果たすトーリックレンズを使うことが多いが、近視・遠視用コンタクトレンズと乱視用眼鏡を併用することもある。

通常のコンタクトレンズは角膜上で自由に回転するが、乱視用コンタクトレンズは角度を固定しなければならないため、特定の角度で安定する工夫がなされている。
眼鏡による矯正

眼鏡では、弱い乱視は矯正しないことがある。眼鏡による乱視の矯正は、物が縦長、横長または菱形に歪んで見えることによる空間視の違和感を招くことがあるため、それを避けるためである。弱い乱視ならば矯正しなくても、近視を強めにあるいは遠視を弱めに矯正することにより問題ない見え方を得ることができる。


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