九重山
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九重(くじゅう)連山
牧ノ戸峠展望台から見た九重(くじゅう)連山。右が三俣山
所在地大分県
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度05分09秒 東経131度14分56秒 / 北緯33.08583度 東経131.24889度 / 33.08583; 131.24889座標: 北緯33度05分09秒 東経131度14分56秒 / 北緯33.08583度 東経131.24889度 / 33.08583; 131.24889
最高峰中岳(1,791 m
種類主に溶岩ドームからなる火山群
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}九重山の位置

北緯33度05分09秒 東経131度14分56秒 / 北緯33.08583度 東経131.24889度 / 33.08583; 131.24889 (中岳)

中岳 - 地理院地図

中岳 - Google マップ

プロジェクト 山
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九重山の地形図

九重山(くじゅうさん)は大分県玖珠郡九重町竹田市久住町の境界に位置する山々の総称(地質学上の呼称)[1]。最高峰は九州本土最高峰でもある中岳 (標高1,791m)[2]

一般的には火山群や周辺地域全体を指すときはくじゅう連山(九重連山)、その主峰となっている一山(標高1,787m)を指す場合には久住山も用いている[2]国土地理院の火山土地条件図では「くじゅう連山」とひらがな表記になっている[1]日本百名山の一つに数えられ、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。
名称
九重山と久住山

山麓には古く旧竹田領側に九重山白水寺(法華院)、旧肥後領側に久住山猪鹿寺の2つの寺院が開かれ、山号を基にした表記がそれぞれの地域に結びつくことになり、九重町では「九重山」、久住町では「久住山」の表記が用いられるようになった[1]

国土地理院の5万分の1地形図「宮原」の初版(1903年、明治36年)では、標高1787,9mの嶺峯を「久住山」、星生山や久住山などの嶺峯の総称を「九重山」と表記している[1]
くじゅう連山

山の統一的な名称については論争があったが[3]、旧直入郡久住町と玖珠郡九重町との合意で、黒岳、大船山、平治岳、三俣山、稲星山、久住山等の山々の総称をひらがな表記で「くじゅう連山」とすることになった[1]。これにより「阿蘇国立公園」にこの地域を加えて改名するにあたり名称を「阿蘇くじゅう国立公園」とすることになった。また、坊ガツルタデ原ラムサール条約への登録名も「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」となっている[2]
地質学上の呼称

気象庁ではこれらの山々の総称を「九重山」としており研究者の論文の多くもこれに倣っている[1]

なお、宮城火砕流の噴出以降の火山活動で形成された火山体(くじゅう連山及び猟師山、合頭山、黒岩山、泉水山の総称)を九重火山群という(涌蓋山など玖珠川以西の山は含まない)[1]
主要峰

10数個の火山体が東西13km、南北10kmの範囲に集まっている。標高にして1,700m前後のものが多い。西部には久住山をはじめとする久住山系の山々が連なり、広い坊がツルの草原をはさんだ東側の対面に大船山を中心とする大船山系の山々が並ぶ。

久住山系(西側)

久住山 (1,787m)- 溶岩ドーム(主峰)

中岳 (1,791m) - 九州本土最高峰

稲星山 (1,774m) - 溶岩ドーム

星生山 (1,762m) - 溶岩ドーム

三俣山 (1,745m) - 溶岩ドーム

猟師山 (1,423m) - 溶岩ドーム



大船山系(東側)

黒岳 (高塚山 1,587m) - 最新の溶岩ドーム

大船山 (1,786m) - 成層火山

北大船山 (1,706m) - 火砕丘

平治岳 (1,643m) - 成層火山

二つの峰があり、九重でも指折りのミヤマキリシマの群落がある。



火山活動震災予防調査会の地形地質図(1920年)。「硫黄山 (九重町)#噴火」も参照

九重火山は、約20万年前に形成された宮城火砕流堆積物より上位の活動と定義される、安山岩?デイサイトを主体とする火山群である。


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