この項目では、球技について説明しています。クリケットにおける投球については「ボウリング (クリケット)」を、穴を開けること(boring。機械加工や、土木工事の先行掘削や学術調査等のための)については「ボーリング」をご覧ください。
「ボウラー」、「プロボウラー」はこの項目へ転送されています。クリケットで投球を行う選手については「ボウリング (クリケット)」を、プロボウルに選出されたNFL選手については「プロボウル」をご覧ください。
@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti>.thumbinner{width:100%!important;max-width:none!important}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:none!important;width:100%!important;text-align:center}}ボウリング離れた所に整列させたピンに向けて重い球を転がし、倒した数に連続性も加味して成績を競う。ピンとボールレーン(2005年撮影)
ボウリング(英: bowling)は、室内で行われるスポーツ競技のひとつ。テンピンボウリング(英: ten-pin bowling)ともいい、日本語としては漢訳語「十柱戯(じっちゅうぎ)[1]」もある。
ワールドゲームズ実施競技、アジア競技大会、国民体育大会の正式競技種目にもなっている。 レーン上にピンと呼ばれる的が10本、手前に頂点が向く正三角形に整列され並べられ、プレイヤーはピンを狙ってボール(英: bowling ball)を転がし、倒したピンの数の合計を競う。 基本は一人で競技し、対戦はコンペティティブ・ペーシェンスとしてスコアの比較で行う。 1ゲームは10フレームから構成される。通常、ボウリングを行うための施設であるボウリング場で行う。ボウリング場は複数のレーンと、ピンを自動配置するピンセッター
目次
1 概要
2 名称
3 歴史
3.1 年表
3.2 日本
3.2.1 ボウリング事始め
3.2.2 普及
3.2.3 日本の年表
4 基本的なルール
5 レーン・器具
5.1 レーン
5.2 ピン
5.3 ボール
5.4 ピンセッター
6 用語
6.1 主に器具・施設に関するもの
6.2 主に投球・得点に関するもの
6.3 特殊な残り方の呼び名
7 トリックプレイ
8 ボウリングにまつわる芸術・学術作品
8.1 ボウリングとビリヤードを混ぜた競技
9 ボウリングのTV放送
10 300本ボウリング
11 団体
12 大会
13 脚注
13.1 注釈
13.2 出典
14 関連項目
15 外部リンク
概要
「ボウリングをすること」などを意味する "bowl" という英語は、ラテン語で「泡」や「瘤」を意味する "bulla
" に由来する。一方、同じ綴りで食器や容器(ボウル)を意味する "bowl" や「球」を意味する "ball" は、ゲルマン語に由来し、本質的に異なる。もともとボウリングは倒すピンを災いや悪魔に見立てて、それを沢山倒すことが出来たならば、その災いなどから逃れることが出来るという一種の宗教儀式であった。その歴史は古く、紀元前5000年頃には古代エジプトにおいて墓から木でできたボールとピンが発掘された[* 1]ことから、その頃からもボウリングに似たようなものがあったとされている。
しかし倒すピンの数やそれに応じた並べ方も場所や地域によってさまざまであった。それを中世ドイツの宗教革命家として知られるマルティン・ルターが、倒すピンを9本にし、並べ方もひし形にして、ボウリングの基本的なルールを統一した。これが近代ボウリングのルールの原型になっていったと考えられている。9本という決められた数のピンを倒すという行為から、やがて「ナインピンズ・ボウリング(en:Nine-pin bowling
)」(九柱戯[2])という一つのスポーツが派生し、宗教家の間では人気のあるスポーツとして栄えた。九柱戯はいまだにヨーロッパでは比較的メジャーな競技で、愛好者も多い。17世紀になると多数の宗教家(清教徒)たちが移住したことで、アメリカでもボウリングが盛んになった。しかしナインピン・ボウリングは西部開拓時代・アメリカで禁酒法下において酒をめぐる賭け事に利用され禁止になり、反発した有志がピンを一本足しテン・ピン・ボウリングにしたことで法律の「ナインピンボウリングを禁ず。