古代中国全土の雅称については「九州 (中国)」をご覧ください。
九州
九州の起伏図
所在地 日本
所属諸島日本列島
面積36,782.37[1] km²
海岸線長3,888[2] km
最高標高1,791 m
最高峰中岳(大分県竹田市)
最大都市福岡市
OpenStreetMap
九州地方のデータ
7県の合計
面積42,231.48km2 [3]
(2015年10月1日)
推計人口12,491,530人
(2024年4月1日)
人口密度296.1人/km2
(2024年4月1日)
8県(沖縄県含む)の合計
面積44,512.60km2 [3]
(2015年10月1日)
推計人口13,953,576人
(2024年4月1日)
人口密度313.8人/km2
(2024年4月1日)
位置
九州地方の位置
九州(きゅうしゅう)は、日本列島を構成する島の一つで[注 1]、その南西部に位置する。
北海道・本州・四国とともに主要4島の一つでもあり[7]、この中では3番目に大きい島で[注 2][注 3]、世界の島の中では、スピッツベルゲン島(ノルウェー)に次ぐ第37位の大きさである。[注 4]
地質学や考古学、交通などの分野では九州島という名称も使用される[8][9][10]。
九州とその付随する島、および沖縄県を合わせて九州地方(きゅうしゅうちほう)と言う。九州の最高標高は1,791メートル (m) で、大分県の九重連山・中岳の標高である。また、九州地方の最高標高は1,936 mで、鹿児島県の屋久島・宮之浦岳の標高である。(「#地理」および「日本の地理・九州」を参照) 九州には7つの地方公共団体(県)があり、7県総人口は約1,257万人(2023年)、沖縄県を含めた8県総人口は約1,404万人(2023年)である。都道府県の人口一覧#推計人口(最新)(右表 九州地方のデータ参照) 九州の古代の呼称は、「筑紫島」・「筑紫洲」(つくしのしま)である(#歴史書における呼称)。 九州を大きく二つに分けると、北部九州と南九州に分ける場合と、東九州(日豊)と西九州(筑肥)に分ける場合がある。北部九州と南九州の中間となる地域を中九州ということもある。ただし、これらの地域区分は使用される側によって大きく変化する(詳細は北部九州・南九州を参照)。 中央に九州山地が形成されている。その中核をなす阿蘇山は東西18キロメートル (km) 、南北25 kmにも及ぶ世界最大級のカルデラを持つ。九州の地形は大きく3つに分けることができ、北部と中部の境界は松山-伊万里構造線で、中部と南部の境界は中央構造線の一部である臼杵-八代構造線で分けることができる。北部は比較的なだらかな山地、南部は白亜紀から第三紀にかけて生成された付加体であるため北部とは全く異なった地質であり、比較的険阻な山地になっている。また、中部は数十万年前まで瀬戸内海の延長の海で分かれており、それが阿蘇山の数回にわたる噴火によって溶岩で埋まり、一つの島になった。尚、以下の項目では九州本島ではなく、九州地方に属するものを挙げる。
概要
地理九州島の主要地形国際宇宙ステーションから見た九州九州の地図九州
地形九州とその周辺については「日本の地理#九州」を、南西諸島については「日本の地理#南西諸島」を参照
平野・台地
平野:福岡平野・筑紫平野(佐賀平野・筑後平野)・熊本平野・八代平野・大分平野・中津平野・宮崎平野・川内平野
台地:カルスト台地、シラス台地
山地
山地:筑紫山地(筑肥山地・脊振山地)・九州山地
山脈:九重山(九重連山)・阿蘇山(阿蘇五岳)・雲仙岳(三岳五峰)・霧島山(霧島連山)
山:英彦山・九千部山・久住山・大船山(九重連山)・ 中岳(九重連山)・由布岳・天山・多良岳・雲仙普賢岳・中岳(阿蘇連山)・国見岳・祖母山・傾山・大崩山・韓国岳(霧島連山)・桜島(御岳)・開聞岳・宮之浦岳(屋久島)・永田岳(屋久島)
高地・盆地
高原:久住高原・えびの高原
草原:草千里ヶ浜
湿原:タデ原湿原、樫原湿原
盆地:人吉盆地(球磨盆地)・大口盆地・都城盆地・日田盆地・由布院盆地・玖珠盆地
半島
半島:糸島半島・長崎半島・東松浦半島・北松浦半島・西彼杵半島・島原半島・宇土半島・国東半島・佐賀関半島・四浦半島・鶴見半島・大隅半島・薩摩半島
河川
河川:筑後川・遠賀川・松浦川・嘉瀬川・山国川・球磨川・緑川・白川・大分川・大野川・番匠川・川内川・大淀川