九州新幹線_(整備新幹線)
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この項目では、整備新幹線としての九州新幹線の全体計画および西九州ルートの詳細について説明しています。

鹿児島ルートの詳細については「九州新幹線」をご覧ください。

武雄温泉駅 - 長崎駅間の詳細については「西九州新幹線」をご覧ください。

九州新幹線
基本情報
日本
所在地福岡県佐賀県長崎県熊本県鹿児島県
種類高速鉄道新幹線
起点博多駅
終点鹿児島中央駅(鹿児島ルート)
長崎駅(西九州ルート)
駅数12駅(鹿児島ルート)
5駅(西九州ルート・新線部分のみ)
開業2004年3月13日(鹿児島ルート)
2022年9月23日(西九州ルート)
全通2011年3月12日(鹿児島ルート)
所有者鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運営者九州旅客鉄道(JR九州)
使用車両800系, N700系(鹿児島ルート)
N700S(西九州ルート)
路線諸元
路線距離鹿児島ルート:256.8 km
西九州ルート:66.0 km(新線部分のみ)
営業キロ288.9 km(鹿児島ルート)
軌間1,435 mm
電化方式交流25,000 V・60Hz
架空電車線方式
最小曲線半径4,000 m
最高速度260 km/h

路線図


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九州新幹線(きゅうしゅうしんかんせん)は、整備新幹線計画の1つで、九州旅客鉄道(JR九州)の高速鉄道路線(新幹線)およびその列車である。鹿児島ルート博多 - 鹿児島中央間)と西九州ルート(長崎ルート、博多 - 新鳥栖 - 長崎間)があるが、両ルートとも法令上の名称は単に「九州新幹線」である(建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画を参照)。

全区間を独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧日本鉄道建設公団)が建設し、JR九州がこれを借り受けて運営している。
概要
鹿児島ルート詳細は「九州新幹線」を参照

鹿児島ルートは、博多 - 鹿児島中央間を結ぶ、新幹線規格(フル規格)の路線である。2004年3月13日新八代 - 鹿児島中央間が開業しており、2011年3月12日には博多までの全線が開業した[新聞 1][新聞 2]。営業上は単に「九州新幹線」として案内されている。

800系を使用した九州新幹線内の「つばめ」「さくら」のほか、新たに導入されたN700系7000・8000番台による「さくら」「みずほ」が山陽新幹線経由で新大阪駅まで乗り入れている[注 1]

2019年3月16日改正時点では、「みずほ」は新大阪 - 鹿児島中央間を最速3時間41分、新大阪 - 熊本間を最速2時間57分で運転している。博多 - 熊本間は最速32分、博多 - 鹿児島中央間は最速で1時間16分である。

開業以来、東京駅に直通する営業列車が設定されていない[注 2]。東京駅からの列車は博多駅までの運転で九州新幹線には乗り入れない。鹿児島中央駅からの列車は新大阪駅までの運転で東海道新幹線には乗り入れない。
設置駅
博多 - 新鳥栖 - 久留米 - 筑後船小屋 - 新大牟田 - 新玉名 - 熊本 - 新八代 - 新水俣 - 出水 - 川内 - 鹿児島中央

「つばめ」「さくら」に使用される800系

「つばめ」「さくら」「みずほ」に使用されるN700系7000番台

西九州ルート詳細は「#西九州ルートの沿革」以降の節を、武雄温泉駅 - 長崎駅間の詳細は「西九州新幹線」を参照

西九州ルート(長崎ルート)は、博多 - 長崎間を結ぶ路線である。博多 - 新鳥栖間は鹿児島ルートとの共用が予定されている。

このうち2022年9月23日武雄温泉 - 長崎間が西九州新幹線として新幹線規格(フル規格)で開業した。武雄温泉以東の区間は2022年時点で整備方式やルートが決定しておらず、暫定方式として博多 - 武雄温泉間(鹿児島本線長崎本線佐世保線経由)で運行される在来線特急列車と、武雄温泉駅において同一ホームでの対面乗り換えで新幹線を乗り継ぐリレー方式が採られる[新聞 3]

2008年に武雄温泉 - 諫早間が新幹線鉄道規格新線(スーパー特急方式)で着工されたが、2012年に諫早 - 長崎間が標準軌新線(フル規格)で着工され、武雄温泉 - 諫早間も標準軌新線で建設する方向となった。また2004年(平成16年)の政府・与党申合わせでは、既存の在来線に直通可能なフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)での運行を予定していたが[国交省 1]、実用化は難航し[新聞 4]、2018年7月19日に導入を正式断念したと与党検討委員会が表明している[1]
在来線を活用(「リレーかもめ」の運行ルート)
博多 - 二日市 - 鳥栖 - 新鳥栖 - 佐賀 - 江北[注 3] - 武雄温泉
標準軌新線(フル規格)で運行
武雄温泉 - 嬉野温泉 - 新大村 - 諫早 - 長崎
名称について

1973年(昭和48年)に新幹線整備計画が発表された時点では「九州新幹線長崎ルート」という名称を用いていたが、2005年(平成17年)10月に沿線自治体である長崎県[長崎 1]佐賀県[佐賀 1] が独自に「九州新幹線西九州ルート」へと名称を変更した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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