「九州独立プロ野球リーグ」はこの項目へ転送されています。九州における社会人野球のリーグ戦ならびにかつて存在した独立リーグ構想については「九州リーグ (野球)」をご覧ください。
九州アジアリーグ
競技野球
代表理事徳丸哲史
開始年2021年
参加チーム4
国 日本
前回優勝火の国サラマンダーズ
(2023年、3回目)
最多優勝火の国サラマンダーズ(3回)
公式サイト九州アジアリーグ
九州アジアベースボールリーグ株式会社種類株式会社
本社所在地 日本
〒860-0802
熊本県熊本市中央区中央街1番28号RS-3ビル3F
設立2023年11月
業種サービス業
法人番号7330001031434
事業内容野球独立リーグの運営
代表者徳丸哲史
外部リンクhttps://kabl.co.jp/about/
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九州アジアリーグ(きゅうしゅうアジアリーグ)は、九州を活動地域とする日本のプロ野球独立リーグ。2021年より公式戦を実施している。発足当時は一般社団法人九州アジアプロ野球機構(Baseball Fedaration Kyusyu、略称:BFK)により運営されていたが[1]、2024年シーズンからは九州アジアベースボールリーグ株式会社の運営に変わっている[2]。略称はKAL。
リーグ名称については発足発表当時「九州独立プロ野球リーグ」と報じられ[3]、その後運営団体が「九州アジアプロ野球機構」と改名した後にリーグの公式Twitterや上位組織である日本独立リーグ野球機構は「九州アジアプロ野球リーグ」と記載していた(下記参照)。さらにその後、2021年3月9日に「九州アジアリーグ」(略称:KAL)にリーグ呼称を統一すると発表した[4]。
2021年9月からは、ヤマエ久野との命名権契約による「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」の名称を使用した[5]。その後、ヤマエ久野の持株会社(ホールディングス)化に伴い、2022年11月7日から命名権による名称は「ヤマエグループ 九州アジアリーグ」に変更された[6]。 史上初の、九州を本拠として運営されるプロ野球独立リーグである[3]。過去には、四国・九州アイランドリーグ〈現・四国アイランドリーグplus〉で、2008年から2010年までの間、福岡レッドワーブラーズと長崎セインツが九州を本拠として活動していたが、同リーグの事務局は当時より香川県高松市にあった。 開幕戦は2021年3月20日の予定だった[3]が、天候不良により当日の試合は中止となり[7]、翌21日の試合も同様となった[8]。3月27日の佐伯総合運動公園佐伯野球場(佐伯中央病院スタジアム)での大分主催試合が初の公式戦となった[9]。 発足発表当時より日本独立リーグ野球機構(IPBL)への加盟を表明し、2021年2月25日に正式に加盟が承認された[10]。同機構加盟リーグの優勝チームによるグランドチャンピオンシップへの参加も計画し[11][12]、シリーズが再開された2022年に初参加した[13][注釈 1]。球団数については具体的な拡張構想があることを明言している。 リーグ名称の「アジア」に関しては、初代リーグ代表理事の田中敏弘は2020年11月の記者会見で、東アジアの4つの国と地域(大韓民国・中華人民共和国・台湾・フィリピン)の野球リーグとの「アジアリーグ」創設に向けた調査を実施中とコメントした[15]。その後、2023年9月に、2024年度の大会からの参入を目指し、インドネシアを母体とした新チームが準加盟扱いで参加することが承認されたと発表した。チーム名は同年11月に「佐賀インドネシアドリームズ」に決定した。 社会人野球チーム・熊本ゴールデンラークスのGMを務めていた田中敏弘は、社会人野球チームが抱える「活動を拡大するほど経費を要する」という現状に疑問を抱き、チームをプロ化するための準備会社を2019年11月に設立した[16][17]。 田中は、2020年1月の日経産業新聞記事において、2021年からのチームのプロ化と独立リーグへの参加構想を明らかにした[16]。この時点では、ソフトバンク三軍や他に「最低でも2球団」を募った上での独自のリーグ設立を理想としながら、困難であれば四国アイランドリーグplusへの加入も想定するとしていた[16]。 同年8月、熊本日日新聞が2021年から熊本・大分2県のチームによるリーグ戦とソフトバンク三軍や四国ILとの交流戦で1チームあたり年間60試合を実施するとの旨の具体的なリーグ構想を報じ[17]、翌9月以降、球団やリーグの設立などについての公式発表が相次いでなされた。
概要
沿革
設立まで
2020年
目的野球独立リーグの運営
本部 日本 熊本県熊本市東区御領8-4-83
代表理事徳丸哲史
加盟日本独立リーグ野球機構
リーグ設立から2023年度までの運営母体
住所等は2023年シーズン終了時点[注釈 2]。
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9月11日 - 熊本球団運営会社「KPB Project」の設立会見が開かれ、新リーグへの参加と球団名の公募が発表される[18]。
9月27日 - 大分球団の設立総会が開かれ、球団名を「大分B-リングス」に決定。
10月17日 - 熊本球団の名称が「火の国サラマンダーズ」に決定[19]。
11月4日 - リーグの運営団体となる「九州独立プロ野球機構」の設立会見が開かれる[3]。リーグ名が「九州独立プロ野球リーグ」となることも報じられた[3]。
11月7日 - 人吉市で合同トライアウトを実施、43人が参加[20]。