乙一
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乙種第1類危険物取扱者(乙1)については「危険物取扱者」をご覧ください。

乙一
(おついち)
ペンネーム.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}乙一(おついち)
山白 朝子(やましろ あさこ)
中田 永一(なかた えいいち)
枕木 憂士(まくらぎ ゆうし)
誕生安達 寛高(あだち ひろたか)
(1978-10-21) 1978年10月21日(45歳)
日本福岡県
職業小説家
言語日本語
国籍 日本
最終学歴豊橋技術科学大学工学部卒業
活動期間1996年 -
ジャンルライトノベル
推理小説
ホラー小説
恋愛小説
代表作『GOTH リストカット事件』(2002年)
くちびるに歌を』(2011年)
主な受賞歴ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞(1996年)
本格ミステリ大賞受賞(2003年)
小学館児童出版文化賞(2012年)
デビュー作『夏と花火と私の死体』(1996年)
配偶者押井友絵(妻)
親族押井守(義父)
署名
公式サイト ⇒Web Otsuichi
ウィキポータル 文学
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乙一(おついち、男性、本名:安達 寛高(あだち ひろたか)[1][2]1978年10月21日[1][3] -)は、日本小説家[1][2]映画監督[2]日本推理作家協会会員[4]本格ミステリ作家クラブ会員[5]

山白朝子(やましろ あさこ)や中田永一(なかた えいいち)の別名義でも小説を執筆している[6][7]
来歴

1978年(昭和53年)10月21日[3]福岡県田主丸町(現・久留米市)に両親と2歳上の姉がいる4人家族の長男として生まれた[8]。田主丸町立川会小学校、田主丸町立田主丸中学校を卒業[9]。小学校高学年からは60kgを超す肥満児となり、周囲からはそのことを揶揄され、コンプレックスから独りでゲームに没頭するようになる[10]。14歳のときに一念発起してダイエットを成し遂げ、中学3年ではクラス委員に選ばれるようになったものの、依然として同級生たちのなかには溶け込めず劣等感は払拭されなかったという[11]

1994年(平成6年)、久留米工業高等専門学校に入学[9]。高専の5年間を「人生で一番鬱屈した時代だった」と語るが[11]、15歳ごろの夏休み、友人から借りた神坂一ライトノベルスレイヤーズ』第1巻を読んだことで小説を読むことの楽しみを知り、ゲームや漫画だけでなくライトノベルにも手を出すようになった[12]。それから1年半ほどはライトノベルを読み漁り、また友人や姉から借りた我孫子武丸『殺戮にいたる病』、綾辻行人十角館の殺人』、島田荘司御手洗潔シリーズ』などで本格ミステリ叙述トリックにも出会った[12]

自分で小説を書くようになったのは16歳のとき。富士見ファンタジア小説大賞に応募するための異世界ファンタジー長編を書き始めたものの上手くいかず、次に舞台を地元周辺の田舎町にして書いたものが、1996年(平成8年)に第6回ジャンプ小説大賞を受賞してデビュー作となった『夏と花火と私の死体』である[13]。賞の選考では、審査員を務めた栗本薫が強く推したという[11][14]。17歳(執筆時は16歳)での作家デビューであった[15]

1999年(平成11年)に久留米高専を卒業、豊橋技術科学大学工学部エコロジー工学課程に編入学[9]、愛知県豊橋市で一人暮らしを始める[16]。大学ではSF研究会所属。

2002年(平成14年)、豊橋技科大を卒業[9]。この年に出版された『GOTH リストカット事件』で翌年の第3回本格ミステリ大賞を受賞[1][9]。2003年(平成15年)、豊橋市から東京の学芸大学駅付近に転居[17]、さらに数か月後には川崎市武蔵中原駅付近に転居[18]

ある時、編集者から押井守監督作品『イノセンス』(2004年公開)の整音現場の見学に誘われ、そこで押井の娘で、編集者・ライターをしていた押井友絵と出会い[9]、2006年(平成18年)に結婚した[9]。2007年(平成19年)2月に川崎市から転居[19]。2010年(平成22年)には第1子が誕生している[9]
作風・別名義

初期は、奇抜なアイディアの短編小説[1][20]やハートフルなライトノベル[20]が中心であったが、『GOTH リストカット事件』はミステリー小説として、本格ミステリ大賞を受賞するなど高く評価された[20]。また初期の作品はホラー小説寄りのものと切ないストーリーに大きく分かれていたため、それぞれ「黒乙一」「白乙一」と呼ばれていた[21]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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