久里浜駐屯地(くりはまちゅうとんち、JGSDF Camp Kurihama)は、神奈川県横須賀市久比里2-1-1に所在し、陸上自衛隊システム通信・サイバー学校等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。 警察予備隊発足時の駐屯地の一つであり、自衛隊としては最も古い駐屯地である[1]。 駐屯地司令は、システム通信・サイバー学校長が兼務。なお、本駐屯地には会計隊及び駐屯地業務隊が存在しない(システム通信・サイバ学校総務部が担任)。 日本海軍 米軍等 警察予備隊久里浜駐屯地 保安隊久里浜駐屯地 陸上自衛隊久里浜駐屯地
概要
沿革
1939年(昭和14年)11月:海軍通信学校として開設。
1945年(昭和20年)8月:終戦により、米軍が使用し、また一時復員局として機能。のちに横須賀市が東京水産大学を誘致。
1950年(昭和25年)9月17日:警察予備隊久里浜部隊が創設[2]。
1951年(昭和26年)
4月20日:第1管区総監部分室が設置[3]。
4月30日:警察予備隊総隊学校が設置[3]。
5月1日:第1管区隊第1連隊が警察予備隊久里浜部隊を母体に編成。
6月3日:第1管区総監部分室が習志野駐屯地に移転[3]。
9月25日:第1連隊が練馬駐屯地へ移駐。
10月15日:衛生学校が開校[4]。
1952年(昭和27年)8月1日:保安大学校設置。
1952年(昭和27年)10月15日:保安隊発足[5]。
総隊学校が各職種学校(幹部学校、業務学校、通信学校、衛生学校、普通科学校)に分割再編。
普通科学校が前川原駐屯地へ移駐。
1953年(昭和28年)
3月3日:保安大学校が久里浜の仮校舎に移転[3]。
4月1日:保安大学校が開校[3]。
1954年(昭和29年)
3月20日:業務学校が小平駐屯地へ移駐[6]。
3月22日:幹部学校が小平駐屯地へ移駐[6]。
1954年(昭和29年)
7月1日:防衛庁が設置され自衛隊が発足[7]。保安大学校が防衛大学校に改称。
7月5日:第650通信群(現:中央野外通信群)本部が練馬駐屯地から移駐[3]。
9月25日:第650通信群が第1通信群に改編[8]。
1955年(昭和30年)
3月23日:防衛大学校が小原台(横須賀市走水)へ移転(?4月3日)[3]。
7月11日:衛生学校が三宿駐屯地へ移駐。通信学校長が駐屯地司令に職務指定[9]
1960年(昭和35年)
1月14日:第1通信群が中央野外通信隊に改編。通信団隷下に編合。
8月12日:臨時特別通信隊が編成完結。
1968年(昭和43年)3月1日:
中央野外通信隊が中央野外通信群に称号変更。
臨時特別通信隊が通信標定隊に改編。
1981年(昭和56年)9月21日:通信標定隊が東千歳駐屯地に移駐し、北部方面隊直轄の第1電子隊に改編。
1983年(昭和58年)3月24日:第106通信運用大隊、第304搬送通信中隊が東部方面通信群隷下部隊として編成完結。