久米田康治
[Wikipedia|▼Menu]

久米田 康治
くめた こうじ
生誕 (1967-09-05)
1967年9月5日(56歳)
日本神奈川県
国籍 日本
職業漫画家
活動期間1990年 -
ジャンル少年漫画
青年漫画
ギャグ漫画
代表作『行け!!南国アイスホッケー部
かってに改蔵
さよなら絶望先生
じょしらく
かくしごと
受賞第27回:小学館新人コミック大賞少年部門入選(『行け!!南国アイスホッケー部』)
第31回:講談社漫画賞少年部門(『さよなら絶望先生』)
テンプレートを表示

久米田 康治(くめた こうじ、1967年昭和42年〉9月5日[1] - )は、日本漫画家神奈川県出身[1][2]和光大学人文学部芸術学科(現 和光大学表現学部芸術学科)卒業[1][3]
略歴

神奈川県に生まれる。和光大学在学中、美術教員免許を取得[4]。漫画研究会に所属し、松本大洋と同期だったが、入れ違いの形になったという[4]。卒業後は漫画編集者になろうと編集プロダクション・銀杏社の入社試験を受けるが合格せず[5]、漫画家の道を選んだ。

1990年(平成2年)、サンデーまんがカレッジに『地上げにスマッシュ!』を投稿し努力賞、また『行け!!南国アイスホッケー部』により小学館新人コミック大賞を受賞し、漫画家としてデビューする。デビュー直後、満田拓也の所に2日程アシスタントに行ったが、新人なので特に出来ることもなく何もせずにいただけだった、とも語っている[4]

1991年(平成3年)より『行け!!南国アイスホッケー部』を『週刊少年サンデー』にて連載。初期はあだち充のような漫画を目指し[6][7]スポーツコメディ漫画を描いていたが、突然下ネタ及びダジャレを多用するギャグ漫画に変化した[8]。また『行け!!南国アイスホッケー部』と並行して『ヤングサンデー』で『ルートパラダイス』(1995年 - 1996年)、『週刊少年サンデー超』で『育ってダーリン!!』(1994年 - 1996年)を連載した(『育ってダーリン!!』については当初第1回は『少年サンデー増刊』に『だんな様は小学生!!』のタイトルで読切として発表され、翌月から改題しての連載)。『育ってダーリン!!』の連載は1996年(平成8年)で一時中断し、そのまま長期間が経過しており、作者本人もこのことをネタにするほどだったが、2002年(平成14年)に『週刊少年サンデー』誌上にて完結編が掲載された。

1996年(平成8年)、『行け!!南国アイスホッケー部』の連載を終了し、その3週間後、『週刊少年サンデー』で『太陽の戦士ポカポカ』を翌年1997年(平成9年)まで連載する。その後1998年(平成10年)より同誌で『かってに改蔵』を連載開始する。この作品からパソコンを使っての執筆(後述)となる。序盤は『行け!!南国アイスホッケー部』のような下ネタを用いることも多かったが、次第に世相や一般常識を皮肉るようなネガティブなものがほとんどとなり、時事的な話題のほかアニメ美少女ゲームなどからのマニアックな話題や作者の私生活に関するネタも頻繁に取り上げた。同作は2001年(平成13年)に第25回講談社漫画賞少年部門に「ノミネート」されている。

2004年(平成16年)、『かってに改蔵』の連載終了後、読み切り『いいがかり姉さん』の発表を経て、2005年(平成17年)、『週刊少年マガジン』で『さよなら絶望先生』の連載を開始する。2007年(平成19年)、同作はアニメ化され、また2007年度(第31回)講談社漫画賞少年部門を受賞した。『さよなら絶望先生』は2012年に終了し、その間に、『週刊少年マガジン』にて読み切り作を2本掲載するが、基本的には『じょしらく』の原作(本人曰く「ふきだし係」)のみに専念していた。2013年10月に『じょしらく』の連載が終了すると、2013年11月9日の『週刊少年マガジン』第45巻49号から2015年1月7日発行の第47巻6号まで『せっかち伯爵と時間どろぼう』を連載した。

2015年には白泉社の季刊漫画誌『楽園 Le Paradis』で『スタジオパルプ』を、『月刊少年マガジン』で『かくしごと』を連載開始[9]。『かくしごと』は2020年にアニメ化され、放送終了と時期を同じくして完結した[10]

2021年6月には画業30周年を記念し、展示イベント「久米田康治画業30周年記念『全曝し展』?本当は31周年?」を池袋マルイで開催[11]

2021年10月、『週刊少年サンデー』で『シブヤニアファミリー』を連載開始[12]
作風
変遷.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2022年5月)

太陽の戦士ポカポカ』を境に『南国アイスホッケー部』と『かってに改蔵』以降とでは作風がやや異なっている。

『南国』は下ネタを重視したギャグマンガで、あらゆる話題を下ネタに結びつけ読者の笑いを誘うというものだった。ただし断片的にではあるが、このころから「社会風刺」「作家いじり」といったネタも盛り込まれている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:61 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef