久屋大通駅
4番出入口(2021年11月)
ひさやおおどおり
Hisaya-odori
久屋大通駅(ひさやおおどおりえき)は、愛知県名古屋市中区錦三丁目にある名古屋市営地下鉄の駅である。
名城線と桜通線が乗り入れる。名城線にはM06、桜通線にはS05の駅番号が付与されている。 整備計画、建設工事段階では東桜という仮称で呼ばれていた[2]。1966年まで付近の町名は「東桜町」であり、名古屋市電大津町線の停留所は東桜町と称した。また、南東側の住居表示は「東桜」である。開業に先立つ1988年12月に、南北を通る「久屋大通」が駅名に採用された。 地下駅。名城線は相対式ホーム2面2線、桜通線は島式ホーム1面2線となっていて、名城線・桜通線とも可動式ホーム柵が設置されている。アクセントカラーは名城線が紫、桜通線が赤紫である。 名城線の隣の栄駅との間は400m弱しか離れておらず名古屋市営地下鉄では最短区間。桜通線はホームの幅が通常より2倍あるのでかなり広々としている。 また、名城線ホームの軌道内の壁には、名古屋の地下鉄で唯一、絵が描かれている。 ホーム路線方向行先 名城線と桜通線の相互乗換はエスカレーター(上下両方向)1本でダイレクトに行くことができるので容易かつ短時間で行える。 駅開業時にはセントラルパーク地下街が既に建設されていたため、コンコースなどはその一部を改修して新設された。そのため名城線に近い方の出入口(1A?4B)はセントラルパーク地下街と共用になっている。開業時に新設された4か所の出入口はいずれも桜通大津交差点角にある。 名城線プラットホーム南端に設けられた非常口はセントラルパーク地下街の階段に繋がっており、セントラルパーク地下街側から見ると下り階段の踊り場壁面に立入禁止の看板が掲示されている。ホーム?地下街の通路は通常は閉鎖されているが、地下街から上り階段を使用して地上に出ることは通常時でも可能。 桜通線ホームの上を名城線に並行して名鉄瀬戸線が通っているが、栄町駅に近いため、駅は設けられていない[注釈 1]。 改札外のエレベーターは北改札側(2012年12月21日供用開始[4]。駅のもののほか、ヒサヤオオドオリパークのものも利用できる)と、南改札口を出た先のセントラルパーク地下街、アーバンネット名古屋ビルにある。南改札側の各エレベーターは早朝深夜は利用できない。桜通線ホームに最も近い改札口である西改札口にエレベーターはない[6]。 トイレは駅構内では北改札口の内と西改札口の外に設置されており、いずれも多機能トイレを備える[6]。西改札口のトイレは2022年3月に改修された[7]。 桜通線ホームに、2017年7月18日より「ローソン名古屋地下鉄久屋大通駅店」が設置されている[8][9]。なお、名城線栄方面ホームには「サークルKミニ名古屋名城久屋店」があったが、契約満了のため2017年3月2日に閉店した[10]。名城線栄方面ホームには後に「セブン-イレブン名古屋地下鉄久屋大通駅店」が開店している。 当駅は、桜通線駅務区今池管区駅が管轄している。 年度別乗車人員(名古屋市統計年鑑より)年度桜通線乗車人員(人/日)名城線乗車人員(人/日)乗車人員合計(人/日)
歴史
年表
1989年(平成元年)9月10日:桜通線開通に合わせ、交差する名城線にも駅を新設。久屋大通駅同時開業。
1999年(平成11年):名古屋市営地下鉄の駅で初めて駅構内にコンビニエンスストアが開店。
2011年(平成23年)2月11日:manaca運用開始。
2011年(平成23年)3月13日:桜通線で可動式ホーム柵使用開始[3]。
2012年(平成24年)12月21日:名城線ホームのバリアフリー化工事に伴い、名城線ホーム-北コンコース、北コンコース-地上を結ぶエレベーター併用開始[4]。
2020年(令和2年)9月6日:名城線で可動式ホーム柵使用開始[5]。
駅構造
のりば
1 名城線
名港線左回り栄・金山・新瑞橋・名古屋港方面
2 名城線右回り名古屋城・大曽根・本山方面
3 桜通線-今池・新瑞橋・徳重方面
4名古屋・太閤通方面
駅構造の特徴
久屋大通駅構内図
3A出入口
名城線ホームの壁に描かれている絵
可動式ホーム柵設置後の2番線(名城線右回り)
4番ホーム(名古屋・太閤通方面)
利用状況
2004年(平成16年)12,4648,56221,026
2005年(平成17年)12,2628,95221,214
2006年(平成18年)12,5789,20321,781
2007年(平成19年)12,2338,85621,089
2008年(平成20年)12,8368,87321,709
2009年(平成21年)12,3108,58820,898
2010年(平成22年)11,8798,60220,481
2011年(平成23年)12,4598,83621,295
2012年(平成24年)12,8209,12621,946
2013年(平成25年)13,0699,38722,456
2014年(平成26年)13,1879,50622,693
2015年(平成27年)13,7519,99223,744
2016年(平成28年)14,03010,18024,210
2017年(平成29年)14,29010,26124,552
2018年(平成30年)15,05710,84325,900
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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