「久宝寺口駅」とは異なります。
久宝寺駅
北出口(2005年12月)
きゅうほうじ
Kyūhōji
久宝寺駅(きゅうほうじえき)は、大阪府八尾市龍華町二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。 八尾市の西部に位置し、かつては大阪府南部の貨物列車の拠点となっていた竜華操車場(のちに竜華信号場に変更、現在は廃止)があり、広い構内であったが、竜華操車場の廃止後、1997年に跡地の再開発(大阪竜華都市拠点土地区画整理事業)が開始され、2006年に竣工した。周辺は大きく様変わりしている。 近鉄大阪線の久宝寺口駅は、かなり北に離れている。 当駅の所属線である関西本線[2]と、当駅を終点とするおおさか東線の2路線が乗り入れている。アーバンネットワーク内にあり、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれている。おおさか東線はかつての片町線支線(通称「城東貨物線」)を旅客化した路線である。駅番号は関西本線(大和路線)がJR-Q24。おおさか東線がJR-F15。 なお、隣の駅には特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅(加美駅と新加美駅)があるが、「大阪市内」発着の乗車券で乗車している場合は、大阪市外にある当駅で途中下車しないことを条件に、関西本線・天王寺駅方面とおおさか東線方面への乗り換えが認められている[3]。 島式ホーム2面4線を持つ[1]地上駅で、橋上駅舎を有する。有効長は8両編成分である。 八尾駅が管理している直営駅で、ICカード乗車券「ICOCA」の利用エリアに含まれている。 のりば路線方向行先備考
概要
乗り入れ路線
歴史
1910年(明治43年)12月1日:鉄道院関西本線の駅(旅客駅)として八尾駅 - 加美駅間に新設開業。開設時は蒸気動車専用であった[4]。また非電化時代は、停車するのは湊町・天王寺 - 柏原間の区間運転の列車が主で、それ以外の列車は大多数が通過していた。
かつては上下線が竜華操車場を挟んで離れていた。大阪南部の貨物操車場として発展し、機関区も設けられていた。1986年に操車場が廃止された。
1973年(昭和48年)10月1日:当駅を含む奈良駅 - 湊町駅間が直流電化され、当駅停車の列車も電車化。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[5]。
1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「大和路線」の愛称を使用開始。
1992年(平成4年)11月1日:みどりの窓口営業開始。
1997年(平成9年)
3月8日:区間快速の停車駅になる。
7月28日:橋上駅舎が完成し、下り線が北に約150mに移設され、大阪方面行きの待避線が完成する。前日完成予定だったが[6]台風により1日延期された[7]。同時に自動改札機を設置し、供用開始[8]。
1998年(平成10年)3月14日:奈良方面行きの待避線が完成する[9]。
2001年(平成13年)3月3日:大和路快速の停車駅になる[10]。
2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[11]。
2008年(平成20年)3月15日:おおさか東線の当駅 - 放出駅間が部分開業し、乗換駅になる[12]。これによるダイヤ改正に伴い、新設された直通快速の停車駅となる。
2009年(平成21年)10月4日:大阪環状・大和路線運行管理システム導入。
2015年(平成27年)
8月7日:キヨスクがリニューアル工事のため、一時閉店[13]。
12月13日:セブンイレブン キヨスクが開業。
2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
2024年(令和6年)3月16日:ダイヤ改正に伴い、新設された通勤特急「らくラクやまと」の停車駅となる(列車は3月18日から運行)[14]。
駅構内(1946年)
竜華操車場(機関区、1984年)
駅構造
のりば
1 大和路線上り王寺・奈良方面 / 高田方面[15]主に普通電車
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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