主に泣いてます
漫画
作者東村アキコ
出版社講談社
掲載誌モーニング
レーベルモーニングKC
発表号2010年14号 - 2013年4・5合併号
発表期間2010年3月4日 - 2012年12月27日
巻数全10巻
話数全124話
ドラマ
原作東村アキコ
脚本野木亜紀子、宇山佳佑
演出葉山裕記、宮木正悟
音楽白石めぐみ
制作フジテレビ
放送局フジテレビ系列
放送期間2012年7月7日 - 9月8日
話数全8話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画・テレビドラマ
ポータル漫画・テレビ・ドラマ
『主に泣いてます』(おもにないてます)は、東村アキコによる日本の漫画作品。講談社『モーニング』で2010年14号より2013年4・5合併号まで連載された[1]。2012年7月よりテレビドラマ化[2]。「主に泣いています」は誤りである。
絶世の美貌を持つがゆえに薄幸な人生を送っている女性・泉と関わる人々の騒動を描いたシュールなラブコメディ。東京都墨田区向島を舞台にしている。 とある有名画家のモデル兼愛人である紺野泉は自他ともに認める絶世の美女であるが、他人の人生を狂わすほどの美貌ゆえに薄幸の人生を送ってきた。そんな彼女の望みは「ただ好きな人のそばにいること」。世間から身を隠すように慎ましく生きる彼女と、そんな彼女に魅せられた人々の物語。
あらすじ
主な登場人物
紺野 泉(こんの いずみ)
本作の主人公(ヒロイン)。日本を代表する有名画家・青山仁の愛人兼モデル。身長168cm、スリーサイズはB90・W60・H90。願いは「好きな人の傍にいること」。妻帯者である仁に恋心を抱き、いつか一緒になる日を一途に願っている。彼女を見た男性は皆一目惚れしてしまうほどの有り余る美貌を持つ。しかしながら真性の天然でナルシシズムが無く、控えめかつ繊細な性格のため、世渡りや人付き合いが苦手。惚れられた男からストーキングされ、逃亡するため頻繁に夜逃げをしたり、彼女を巡って男性同士がいざこざを起こす事件が何度も起きてしまうなど、不幸な人生を送っている。男性には出会った瞬間に惚れられ、女性からは妬まれるため、まともに働く事ができずほぼ無職。仁が講師として絵画教室を開くアトリエ「Atelier jin」の絵画モデルをしているが、教室に通う生徒が少なく、彼女に支払われる給料は無いに等しい。また、仁が彼女をモデルに描いた絵画『「Iの肖像」シリーズ』での収入は仁の妻が管理しているため、愛人の泉には入ってこない。そのため、教室の生徒であり実家が裕福な中学生のつねの世話になっている。街行く人や講師である啓介に惚れられないように珍奇なコスプレをする、あるいはつねにさせられる。ある時、素顔を見られ例のごとくストーカー化した男性の目を覚ますため「モテない女・ヤバい女」の象徴だった泰葉[3] の『フライディ・チャイナタウン』のモノマネをするが、曲の魅力さも相まって効果は無かった。自身の人生を悲観しており「非モテ人生」を望んでいる。実家は旅館を経営。 かつて泉の妹(名前は「のぞみ」)の結婚式で新郎に惚れられてしまい、結婚が破談になったため[4] 立腹した妹から「お姉ちゃんなんかいなくなればいのに」と言われてしまったことが深いトラウマになり、実家とは絶縁状態となっている。