中華人民共和国 遼寧省 丹東市
鴨緑江断橋と中朝友誼橋鴨緑江断橋と中朝友誼橋
旧称:安東
遼寧省中の丹東市の位置遼寧省中の丹東市の位置
中心座標 .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯40度07分33.32秒 東経124度22分43.49秒 / 北緯40.1259222度 東経124.3787472度 / 40.1259222; 124.3787472
丹東市(たんとう-し)は、中華人民共和国遼寧省南部に位置する地級市。鴨緑江を隔てて朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と接する国境の街である。旧名は安東。朝鮮族が約2万人居住している。中朝貿易最大の物流拠点であり、その7割以上がここを通過すると言われている[1]。 北は遼寧省本渓市、西は鞍山市・大連市と接し、東は鴨緑江を隔てて北朝鮮新義州特別行政区と対する。鴨緑江には中朝友好橋が架かる。南は西朝鮮湾である。 古代には高句麗の領域であり、唐の高句麗征服後は安東都護府に属した。金代に婆速府路となり、元代にも婆娑府が置かれた。清朝は満洲での漢人入植を禁止する封禁政策を取ったが、1874年に全面的に解禁し、1876年に安東県を設置した。 安東港は1903年に対外開港し、鴨緑江水運の発達により流域の物資集散地として発展した。1931年に満洲事変が勃発すると直ちに日本軍に占領され、満洲国は1934年安東省を新設、安東県を省城とした。1937年安東県は安東市に昇格している。この時代には多数の日本企業が安東に進出した。1945年日本の降伏後は中国共産党軍が接収し、朝鮮戦争(1950年 - 1953年)では中国人民義勇軍の兵站前線となった。1965年安東市は丹東市に改称された。 2010年8月21日、鴨緑江上流における集中豪雨のため河川が氾濫。5万人以上が避難した事が伝えられた[2]。 3市轄区・2県級市・1自治県を管轄する。 丹東市の地図 この節の出典[3]
地理
歴史
行政区画
市轄区:
振興区・元宝区・振安区
県級市:
東港市・鳳城市
自治県:
寛甸満族自治県
12振安区寛甸満族自治県東港市鳳城市1. 元宝区2. 振興区
年表
遼東省安東市
1949年10月1日 - 中華人民共和国遼東省安東市が発足。金湯区・元宝区・中央区・鎮興区・鎮安区・浪頭区・五龍背区・九連城区が成立。(8区)
1950年8月2日 (3区)
金湯区が五龍背区に編入。
元宝区・中央区・鎮興区が浪頭区に編入。
鎮安区が九連城区に編入。
1951年9月13日 - 市内行政区域の再編により、一区から八区までの区が成立。(8区)
1953年 - 四区の一部が分立し、九区が発足。(9区)
1954年6月19日 - 遼東省の分割により、遼寧省安東市となる。
遼寧省安東市
1954年12月13日 - 一区が金湯区に、二区が元宝区に、三区が中央区に、四区が鎮興区に、五区が鎮安区に、六区が浪頭区に、七区が五龍背区に、八区が九連城区に、九区が湯池区にそれぞれ改称。(9区)
1955年9月2日 (7区)
鎮安区が五龍背区に編入。
中央区が湯池区に編入。
1955年5月23日 - 九連城区の一部が安東専区安東県に編入。(7区)
1956年6月22日 (5区)
九連城区が五龍背区に編入。
湯池区が浪頭区に編入。
1957年12月3日 (3区)
金湯区が元宝区に編入。
浪頭区・五龍背区が合併し、郊区が発足。
1958年12月20日 - 安東専区安東県・鳳城県・寛甸県・岫巖県を編入。(3区4県)
1959年8月2日 - 元宝区の一部が分立し、金湯区が発足。(4区4県)
1960年3月29日 - 金湯区が元宝区に編入。(3区4県)
1965年1月20日 - 安東市が丹東市に改称。
安東専区
1955年11月11日 - 荘河県・岫巖県・安東県・寛甸県・鳳城県・桓仁県を編入。安東専区が成立。(6県)
1955年5月23日 - 安東市九連城区の一部が安東県に編入。(6県)
1956年6月22日 - 本渓市本渓県を編入。(7県)
1956年6月30日 - 本渓県が本渓市に編入。(6県)
1958年12月20日
荘河県が旅大市に編入。
安東県・鳳城県・寛甸県・岫巖県が安東市に編入。
桓仁県が本渓市に編入。
遼寧省丹東市
1965年1月20日 - 安東市が丹東市に改称。(3区4県)
安東県が東溝県に改称。
1965年2月26日 - 鎮興区が振興区に改称。(3区4県)
1965年12月27日 - 旅大市荘河県を編入。(3区5県)
1966年1月27日 - 本渓市桓仁県を編入。(3区6県)
1968年12月26日 (3区4県)
荘河県が旅大市に編入。
桓仁県が本渓市に編入。
1980年3月8日 - 郊区が振安区に改称。(3区4県)
1984年11月28日 - 東溝県の一部が振安区に編入。(3区4県)
1985年1月17日 (3区2県2自治県)
岫巖県が自治県に移行し、岫巖満族自治県となる。
鳳城県が自治県に移行し、鳳城満族自治県となる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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