日本の政治家丸川 珠代まるかわ たまよ
内閣広報室より公表された肖像
(2018年撮影)
生年月日 (1971-01-19) 1971年1月19日(53歳)
出生地 日本 兵庫県神戸市
出身校東京大学経済学部経営学科
前職テレビ朝日アナウンサー
所属政党自由民主党(安倍派→無派閥)
称号学士(経済学・東京大学・1993年)
配偶者大塚拓(衆議院議員)
公式サイト丸川珠代オフィシャルサイト
まるかわ たまよ丸川 珠代
プロフィール
本名大塚 珠代
国籍 日本
勤務局テレビ朝日
活動期間1993年 - 2007年
ジャンルバラエティ、報道番組ほか
出演番組・活動
出演経歴『ビートたけしのTVタックル』
備考
第21回参議院議員通常選挙立候補のため、テレビ朝日を退職。アナウンサー: テンプレート - カテゴリ
丸川 珠代(まるかわ たまよ、本名:大塚 珠代〈旧姓:丸川〉[1]、1971年〈昭和46年〉1月19日 - )は、日本の政治家、元テレビ朝日アナウンサー。自由民主党所属の参議院議員(3期)、自由民主党参議院幹事長代行。
菅義偉内閣で内閣府特命担当大臣(男女共同参画)兼国務大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)、第3次安倍第2次改造内閣で国務大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)、第3次安倍第1次改造内閣で環境大臣(第22代)及び内閣府特命担当大臣(原子力防災)を務めたほか、厚生労働大臣政務官(第2次安倍内閣)、参議院厚生労働委員長、自由民主党広報本部長、参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員長等を歴任した。 兵庫県神戸市生まれ[1](現住所は東京都品川区東五反田5丁目[2])。神戸大学教育学部附属住吉小学校、神戸大学教育学部附属住吉中学校、大阪教育大学教育学部附属高等学校池田校舎卒業。1993年3月、東京大学経済学部経営学科卒業。同年4月、テレビ朝日に入社し、同局アナウンサー。2003年6月から2004年5月まで、ニューヨーク支局に駐在していた。 2007年、勉強会で知り合った安倍晋三首相の意向により、第21回参議院議員通常選挙の自民党候補者の名に上がる[3]。朝日新聞は5月16日の朝刊で、自民党が参院選東京都選挙区(改選数5、当時)に向け、現職の保坂三蔵に続く2人目の公認候補として丸川を「擁立する」と報じた[4]。同日午前10時半頃、丸川は首相官邸に呼ばれ、安倍首相から改めて出馬要請を受けた[5]。同日付でテレビ朝日を依願退職[6]。5月22日、自民党本部で会見。「この国に生まれてよかった。日本人の美徳を守り続けていかねばいけない」と述べ、正式に出馬表明した[7]。 同年7月12日、参院選が公示される。選挙戦では平沢勝栄衆議院議員が選挙対策本部長に就任し、幸福の科学から支援を受けた[8]。東京都選出の党所属の国会議員、都議、区議のほとんどは保坂三蔵の陣営についた。7月16日、新宿区役所に期日前投票に行ったところ、転入後3か月未満で選挙権がなく、投票できなかった[9]。また、安倍首相と多摩川にゴミ拾いに行くと肝心のゴミがなかったことなどが報じられた[10]。しかし選挙ポスターの標語である「日本人でよかった」[11]を街頭演説で涙ながらに語り、男性や若年層の人気を獲得[10]。投開票日の7月29日、得票数4位で初当選した[12][13][13][14]。新人の丸川が当選した一方、3選を目指した党公認の保坂三蔵が次点で落選したため、当選後の恒例である万歳三唱を省略した[13]。 当選後の2007年7月、自由民主党女性局長に就任。2008年6月16日、明治神宮で、同じ自民党に所属する大塚拓衆議院議員と挙式した[15]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}6月20日、夫婦揃って清和政策研究会に入会した[要出典]。 2012年12月の第46回衆議院議員総選挙後に発足した第2次安倍内閣で厚生労働大臣政務官に任命された。 2013年の第23回参議院議員通常選挙では、公明党代表の山口那津男を上回る得票数トップで再選された[16]。2014年9月、参議院厚生労働委員長に就任。 2015年、第3次安倍第1次改造内閣で環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)に任命され、初入閣した[17][18]。 2016年8月、内閣改造により環境相・原子力防災担当相を退任し、第3次安倍第2次改造内閣では東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当国務大臣に横滑りした[19]。2017年8月、退任。 2019年、改選数が6に増えた参院選東京都選挙区でトップで3期目の当選を果たした。 2020年9月、菅義偉新総裁の下で自由民主党広報本部長に就任[20]。 2021年2月3日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗がJOCの臨時評議員会で女性を蔑視する発言をした[21]。国内外から批判を受けた森は2月12日に辞任。2月18日、橋本聖子は内閣府特命担当大臣(男女共同参画)兼国務大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)を辞職し、組織委員会会長に就任。同日、丸川が五輪相に再び就任した[22]。 同年4月9日、丸川は男女共同参画担当相として、棚村政行教授らと会い、法曹関係者ら1094人が名前を連ねる選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める共同声明を受け取った。丸川は同年1月30日、国会議員有志の連名で、党所属の都道府県議会議長宛てに、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を郵送しており、制度導入に反対の立場であったが[23]、棚村らに「これまでにないほど、自民党での議論も活発化している」と述べた[24]。 同年4月19日、斉木武志衆議院議員が衆議院決算行政監視委員会で、組織委員会が企業に業務委託する際の人件費に関する調査結果を報告。斉木が「組織委員会は95%も中抜きして人材派遣会社に委託している」疑いがあると丸川に質問すると、丸川は「守秘義務で見せてもらえない資料がある」と述べ、担当閣僚でさえ詳細を把握できていない実態が明らかになった[25]。 同年4月27日、閣議後の記者会見で、東京オリンピックの医療体制について「医療の現場を預かるのは東京都。こうしたい、ああしたいという声は何も届いてこない」「東京都の考えがまったく聞こえてこないので、非常に懸念している」と述べ、東京都を批判した[26]。同日、小池百合子都知事は「実務的には詰めている。よく聞いていただきたい」と丸川に反論した[27]。 同年5月11日、閣議後に記者会見を開催。オリンピック開催の意義を問われ、「このコロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義があると考えている。コロナ禍において東京大会は世界中の人が新たな光を見いだすきっかけになると考えている」と述べた[28]。同日の東京の新型コロナウイルスの新規感染者数は925人と高止まりが続き、大阪府の死亡者数は過去最多となる55人を記録。そのような状況下で精神論に終始する丸川の回答に、「戦時中と同じ」などと批判の声が上がった[29]。
来歴
2007年参議院議員選挙
五輪相に再任五輪相就任時に内閣総理大臣菅義偉と