この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2023年5月)
焼き物(やきもの)あるいは焼き料理(やきりょうり)とは料理の一種で、本来は熱媒(鍋・釜や油)を利用せず、火で直接食品を加熱した料理である。 焼く調理法を英語では"Roast
さまざまな焼き方
食材を直接火、もしくは高温の物体に近づけて、炙り、加熱、調理する方法が直火焼き(じかびやき)である。加熱調理の技法としては人類最古のものと思われる[2]。直火焼きにおける食材への伝熱は、主に熱輻射によるものである。魚類や肉類などを串、金網や格子などで保持できるようにして加熱する。食材を串に刺して焼いた場合は「串焼き」、網に乗せて焼いた場合は「網焼き」などとも呼ぶ[3]。加熱前や加熱中に調味料(塩など固形状の物やたれ)で調味する場合がある。この方法を利用した主な料理は焼き鳥、ケバブ、焼き魚など。
直火焼きの場合、熱源となる燃料の違いによって、炭火焼き(すみびやき)、ガス火焼き(ガスびやき)、電気焼き(でんきやき、または電熱焼き)などと呼び分ける場合がある。 熱媒体として油や水を使わずに食材を加熱する。コーヒー豆や茶葉を加熱し水分を飛ばすことは焙煎という。 料理のテキストなどで、肉の外側に焼き目を付けて肉汁の流出を抑える「リソレ( 仏:rissoler 焼き上がりを確認する一般的な方法には以下のようなものがある。
熱伝導による加熱調理
油に基づく焼き方
鉄板焼き(てっぱんやき)
鉄板焼きは、鉄板という器具を熱媒体とし、その上に食材を乗せて加熱する方法である。フライパンやホットプレートなどを使用した場合もこの加熱法に含まれるが、特に鉄板を使用して調理している事を強調する場合に使用する。主な料理はステーキ、お好み焼きなど多数ある。鉄板を用いても、食材をかき混ぜながら加熱する調理法は煎り焼きと同様で炒めと呼ぶ場合もあるが、焼きそばなどと同様に「鉄板焼き」と呼ぶ事は少なくない。
挟み焼き(はさみやき)
挟み焼きは、鉄板などの器具を加熱し、食材を上下から挟んで焼く調理法。器具の形状(型)で食材をかたどる場合も多い。ワッフル、たい焼き、パニーニなどの料理がある。加熱の熱源は主にガスや電気が用いられる。
煎り焼き(いりやき)
煎り焼きとは、フライパンなどの平たい調理器具に油を入れて食材を加熱する炒め物と似た調理法で、ソテーともいう。煎り卵(炒り卵)などに用いられる。
揚げ焼き(あげやき)
詳細は「揚げ焼き」を参照煎り焼きに似ているが、油を多めに使用し、かき回さない。ドイツやオーストリア式の「カツレツ」(シュニッツェル)が代表的な料理。
油に基づかない焼き方
石焼き(いしやき)・焼き石
詳細は「石焼き」を参照熱した石を使用して食材を加熱する調理法。石焼き芋、甘栗など。熱した石を料理を入れた食器の中に入れる調理もあるが、これも焼き石料理と呼ぶ事がある。鉄板焼きに類似のものに、素材の異なる熱媒を用いた石板焼き(せきばんやき)、溶岩焼き(ようがんやき)、陶板焼き(とうばんやき)などがある。石を碗状にくりぬいた容器を熱して焼く朝鮮料理の「石焼きビビンバ」がある。熱媒の熱は、片側から食材に伝わるのが基本であるが、蓋をし「蒸し焼き」として容器内の空気を加熱する方法も併用する場合がある。
対流による加熱調理
蒸し焼き(むしやき)
食品を密閉容器に入れ、加熱する調理法。焼きながら蒸す、焼いた後に蒸すなど、いずれにせよ、蒸すことで食品の芯まで熱を通す。日本においては、焙烙焼きなどが蒸し焼きである。熱した灰(消し炭など)に食材を埋める方法、地面に穴を掘ったり、鉄釜を用意したりして、強熱した石を入れた後、食材を入れて密封する方法、熱した鉄板の上に食材を置いて蓋をする方法などがある。ポリネシアなどのウムなど。中国杭州料理の「叫化鶏」(zh
オーブン焼き、天火焼き(てんぴやき)、窯焼き(かまやき)、ロースト
オーブン(天火)、窯、ロースターなどの密閉可能な調理器具を使用してその器具内を様々な熱源で加熱する。熱源の輻射熱を直接利用する輻射式の窯やオーブンなどもあるが、調理器具中の加熱空気や加熱された調理器具そのものを熱媒として食材を加熱する。直火焼きと比べ、表面をあまり焦がさずに中まで火が通す料理に向いている。主な料理はピザ、ラザニア、グラタン、クッキー、パン、焼きプリン、ローストチキン、ローストビーフなど。
技法
リソレ
焼き上がりの確認