「中国鉄道」はこの項目へ転送されています。中華人民共和国における鉄道については「中華人民共和国の鉄道」をご覧ください。
中鉄バス株式会社
Chutetsu Bus Co.,Ltd
中鉄バス岡山営業所に並ぶ日野ブルーリボン
種類株式会社
略称中鉄
本社所在地 日本
〒700-0821
岡山県岡山市北区中山下二丁目8番55号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度39分35秒 東経133度55分36秒 / 北緯34.65972度 東経133.92667度 / 34.65972; 133.92667
中鉄バス株式会社(ちゅうてつバス、英: Chutetsu Bus Co.,Ltd)は、岡山県南部を営業エリアとするバス会社である。創業時の社名は中国鉄道株式会社(ちゅうごくてつどうかぶしきがいしゃ)。 中国鉄道株式会社として設立され、鉄道路線(現在のJR西日本津山線・吉備線)を有していたが、戦時中の1944年に国有化されたため、バス専業会社となり、社名も1967年に中鉄バス株式会社と改めた。本社位置は岡山市北区中山下であり、往時は同地に本社ビルとして独自のバスターミナルを設置していたが、実際は設立時から現在まで吉備線の沿線である岡山市北区の一宮地域近辺に本拠に準ずる関連施設(事務所や整備所を兼ねた営業所車庫。往時は整備工場や関連会社の統括事務所、子会社である中鉄観光や中鉄商事の本社など)を設置している。 1990年代後期ごろまでは、中鉄ストア(中鉄商事)、中鉄不動産、中鉄観光、中鉄オートサービスなどを擁する「中鉄流通グループ」を形成・統括する中核企業であったが、バブル景気などの時代の荒波に押され、かつての隆盛はない。余談になるが、この時代においては本拠となる一宮地域では「中鉄ショッピングセンター前 」(現在の「一宮東」バス停)や「一宮中観前 」(現在の備北バス「五軒屋下」バス停)といった自グループ会社の施設をランドマークとしたバス停も存在していた。 中鉄ストアは中鉄不動産を介してフレスタ(操南店、新見店、津島モール店など)山陽マルナカ(一宮ドリームパーク店、中庄マスカット店など)わたなべ生鮮館(吉備庭瀬店など)グランドマート(佐山店)に賃貸・売却されており、かつての本部(中鉄ショッピングセンター)敷地跡はケイコーポレーションに売却されて建物が建て替えられ「さすが家一宮店」(のち「かもがた亭 一宮店」となった)および、山陽マルナカ一宮店の駐車場となった。また、中鉄オートサービスはTAS(タス)コーポレーションと名を変え、岡山市一宮から同市内の白石地区に移転された。移転前にTASコーポレーションが存在した跡地は現在、白十字の岡山一宮店および、その裏にある住宅分譲地となっている。またTASコーポレーションが移転直前まで運営していたガソリンスタンド(当時は伊藤忠エネクスオリジナルブランド)は、TASの移転と同時に同業他社であるマティクスが引き継いで昭和シェル石油ブランドとなり、国道180号を東に150m進んだ位置(かつてのふじうら一宮店の跡地)へと移転して運営を続けている。 近年は、外資系金融機関等の支援により、経営再建も実りつつあり、近年では新型車両の導入、岡山営業所(リサーチパークに自社用地に建設)の新築、新ユニホームの導入、新規事業として貸切バス事業の再開など新たなる展開がはじまっている。 バス路線は、かつて自社路線であったJR津山線・吉備線沿線(国道53号・180号線沿い)、南部の岡山市・総社市、北部の津山市・真庭市を中心に、南部の岡山市から北部の鳥取県境近く[注 1]まで岡山県内に広大な路線網を持っていたが、不採算路線を廃止もしくは分離子会社に譲渡した結果、現在、高速バス路線をのぞく中鉄バス本体の路線網は、岡山市周辺のみとなり[注 2]、最盛期に比べて大幅に縮小している。
概要