この項目では、日本の地方について説明しています。ブルキナファソの地方については「中部地方 (ブルキナファソ)」をご覧ください。
中部地方のデータ
9県の合計
国 日本
面積66797.93 km2
推計人口20,657,750人
(直近の統計[注釈 1])
人口密度284.7人/km2
(直近の統計[注釈 1])
位置
七地方区分による例。他にも様々な定義・用例がある。
中部地方(ちゅうぶちほう)は、日本の地域の1つで、近代以降における本州中央部の地方[1]。その範囲に法律上の明確な定義はないが[注釈 2]、一般的に愛知県名古屋市を最大都市とする地方を指す。
概要中部地方(2003年5月)中部地方最大の都市である愛知県名古屋市の都心部歴史的な町並みが残る石川県金沢市の東山ひがし茶屋街
日本列島の中央に位置する。関東地方・東北地方と近畿地方の間に挟まれた地域を指し、これらのいずれにも分類されない地域に対する暫定的な呼び名として明治後期に用いられ始めた[2]。
広義では、七地方区分やそれに類似する範囲を慣用的に指す場合が多いが、狭義(企業・官庁の管轄エリア名など)では、東海地方や中京圏に類似した範囲を指すこともある。
七地方区分では以下の9つの県を含み、さらに日本海に面する北陸地方、内陸部の中央高地(東山地方)、太平洋に面する東海地方の3つの下位区分がある[注釈 3]。
北陸地方:富山県、石川県、福井県、(新潟県)
中央高地:山梨県、長野県、新潟県、岐阜県飛騨地方
東海地方:静岡県、愛知県、岐阜県美濃地方、(三重県北勢地方)
交通史での用語
日本海側:北陸道
内陸側:東山道(街道名では中山道)
太平洋側:東海道
中央部に険しい日本アルプスがそびえること、日本の経済・文化の東西の中心地である東京と大阪の中間に位置することから、中部地方は東側と西側でも様々な面で違いがあり、地方としての一体の結びつきは他の地方ほど強くない。大まかにいえば、文化面では糸魚川大井川線
、地質や植生ではフォッサマグナが東西の境界となる。[注釈 4][4][5]糸魚川浜名湖線から東側は広域関東圏に含まれることがあり、特に東京都に隣接する山梨県は首都圏の一角を占めていて、文化・スポーツ面では、関東ブロックの大会(ex.箱根駅伝)への参加が圧倒的である。加えて、新潟県、長野県も新幹線や高速道路でのアクセスのよい関東地方(東京)との結びつきが強いこともあり、山梨県と共に関東甲信越地方と分類されることが多い。他方で名古屋市を中心とする地域では、日本三大都市圏の1つである中京大都市圏が形成されており、経済やメディアで愛知県(名古屋市)と繋がりの強い三重県が東海地方として扱われることが一般的である(詳しくは「東海3県」「中京圏」「名古屋都市圏」を参照)。
なお、各県内でも河川の流域や交通事情などによって細かに違いがある(静岡県伊豆地域、三重県伊賀地域、福井県嶺南など)。詳細は「三重県#三重県の分類」および「山梨県#日本の地方区分における位置づけ」を参照 この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2019年12月) 前述のように「中部地方」の範囲に対して法律上の明確な定義は存在しないため、慣用的に様々な範囲が用いられている。三重県は地理的な要因では中部地方ではなく近畿地方に含める場合が多い[6]。なお、中部圏開発整備法において法律的に定められた「中部圏」(富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県[7])については、本項では取り上げない(該当記事を参照)。 以下はその一部。
範囲
慣用的な「中部地方」の範囲.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県(三重県は近畿地方に含む[注釈 5]。社会科や地理ではこの範囲を示した教科書が多い)
三重県を含むもの[要出典]
三重県を含み山梨県を除いたもの(山梨県は関東地方に含む)
糸魚川浜名湖線以東の各県(新潟県、山梨県、長野県、静岡県)を除き、三重県を含むもの。この場合、糸魚川浜名湖線以東の各県は「関東甲信越静地方1都10県」に含む。
法律・計画上の位置づけ
中央計画素案・同要綱案[8]
関東:山梨県 - 静岡県東部 ほか
北陸:福島県南部 - 新潟県 - 富山県 - 石川県 - 福井県の一部 - 長野県の一部 - 岐阜県の一部
東海:愛知県 - 静岡県西部 - 三重県の一部 - 岐阜県の一部 - 長野県の一部
近畿:福井県の一部 - 三重県の一部 ほか
戦時国土計画素案での分類[8]
中部:静岡県 - 愛知県 - 岐阜県 - 三重県 - 富山県 - 石川県 - 福井県
関東:新潟県 - 山梨県 - 長野県 ほか
「中部」を冠する国家機関・企業・法人の管轄エリア