この項目では、福島県の地域について説明しています。その他の用法については「中通」をご覧ください。
中通り
なかどおり
国 日本
地方東北地方
都道府県福島県
面積5,392.95km²
総人口1,082,827人( ⇒推計人口、2024年5月1日)
人口密度200.79人/km²
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濃い緑の部分が中通り地区
中通り(なかどおり)は、福島県の中部にあたり、西に奥羽山脈と東に阿武隈高地に挟まれた太平洋側内陸の地域である。
福島県は2つの山地(奥羽山脈と阿武隈高地)によって会津地方と中通りと浜通りの3地域に区分されている。 西に奥羽山脈、東に阿武隈高地に挟まれた南北に細長い地域で、そのほぼ中央を大小の盆地を貫きながら阿武隈川が北流する。そのため、阿武隈地方と呼ばれることもある。 「中通り」は中山道に因んだ名称で、関ヶ原以前の中山道は「東山道」という名称で、高崎から宇都宮を経て現在の中通りを経由するルートであった。この東山道と似て阿武隈川に沿う経路で、東京や埼玉を起点に、道路は国道4号や東北自動車道、鉄道は東北本線や東北新幹線が当地を貫いている。 北部の福島市、中部の郡山、南部の白河の3都市が中心的な都市として鼎立しており、これら3都市に東北新幹線の駅が設置されている。近年では更に集約されて、県庁所在地の福島市を中心とした福島都市圏(仙台寄りで置賜地方と親密)と、経済と交通の中心地である郡山市を中心とした郡山都市圏(首都圏寄りで会津地方と親密)が二大経済地域を形成している。 那須火山帯山麓は豪雪地帯で日本海側気候、それ以外の地域は太平洋側気候を呈している。農業面では福島盆地が桃をはじめとする果物の産地として全国的に知られ、県中部では主にきゅうりをはじめとする野菜や稲作が盛んである。 古代には、当時のヤマト王権の中心地だった畿内から本州の内陸側を抜ける道が白河から阿武隈川沿いに信夫郡まで達し、この道は律令制以後に官道となって東山道と呼ばれた。各々の道の名前はその道沿いにある国を括る地方区分としても用いられ(五畿七道)、当地は東山道に属する陸奥国の一部をなした。
概要
自然地理
川:阿武隈川、荒川、松川、六角川、久慈川
山:吾妻山(吾妻小富士)、安達太良山
盆地:福島盆地(信達平野)、安積原野、白河盆地
高地:阿武隈高地
温泉:飯坂温泉、高湯温泉、土湯温泉、岳温泉、磐梯熱海温泉、母畑温泉、甲子温泉
歴史
古代
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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