最もよく使われる範囲は、善通寺市・丸亀市・坂出市・仲多度郡・綾歌郡である。 同様の地域名に西讃・東讃がある。中讃を置く場合は、全県は西讃・中讃・東讃に3分するか[1]、あるいは東讃から高松市・小豆島を分離し(名称、直島町の扱いは各種ある)5分する[2][3][4]。 全県を西讃と東讃に2分する場合は、中讃は西讃に含められる。 伝統的に、讃岐は西讃(丸亀藩)と東讃(高松藩)に2分されて、中讃という区分はなかった。 公式に「中讃」という語が最初に現れたのは、1969年の「新全国総合開発計画」で、香川県を6圏に分け、その1つが「中讃地区広域市町圏」となった[1]。この広域圏は、丸亀市・善通寺市・仲多度郡・綾歌郡のうち2町(飯山町と綾歌町、現在は丸亀市の一部)からなる。ただし、坂出市と綾歌郡宇多津町は坂出広域圏、綾歌郡綾南町と綾上町(現 綾川町)は高松広域圏の一部だった。 瀬戸大橋のルートが児島・坂出間に決定した1970年代前半から、瀬戸大橋の上陸地域の名として使われだした[1]。 そののち、現在の中讃(坂出市・丸亀市・善通寺市・綾歌郡・仲多度郡・高松市)とほぼ同じになった。ただし、平成の大合併以前は綾歌郡国分寺町(現 高松市国分寺町)を含む[1]。 地図
全県の分割
歴史
構成自治体
の色郡市市町村面積(km2)人口(人)人口密度
(人/km2)備考
丸亀市111.83km2107,830人964人/km2
坂出市92.49km248,424人524人/km2
善通寺市39.93km230,094人754人/km2
綾歌郡宇多津町8.10km218,650人2,302人/km2
綾川町109.75km221,928人200人/km2
仲多度郡多度津町24.39km221,249人871人/km2
琴平町8.47km27,838人925人/km2
まんのう町194.45km216,341人84人/km2
中讃589.41km2272,354人462人/km2
その他の中讃
狭義には、通常の中讃のうち、坂出市・綾歌郡を含まない[7][1]。
水産分野での海域の区分けでは、備讃瀬戸を中讃とする[1]。陸地ではおよそ、通常の中讃に加え、西は三豊市の北岸地域、東は高松市を含む。
出典^ a b c d e f “中讃”, 角川地名辞典 37 香川県
^ ⇒観光スポット 。香川県公式観光サイト-うどん県旅ネット- - 香川県観光協会
^ ⇒香川県内アートの夢先案内 夢巡り読本 - 香川県観光協会
^ 讃岐うどん遍路
^ 香川県『香川県人口移動調査報告』(推計人口、2024年5月1日現在:データ解説参照)
^ 国土地理院『全国都道府県市区町村別面積調』(データ解説参照)
^ ⇒中讃広域行政事務組合
関連項目
讃岐弁