アメリカアルジェリア
中華民国(台湾)は、いかなる大量破壊兵器も所持していないと主張している。現在、中華民国が化学兵器や核兵器を所持しているという証拠はない。しかし過去に核開発を目指していたことが知られている。 過去には台湾による核兵器の開発疑惑が存在した。しかしアメリカ合衆国は台湾海峡の緊張の高まりを望んでおらず、過去、一貫して台湾による核武装に反対の立場を取ってきた。現在、台湾は核不拡散条約を批准[1]、現在では核兵器製造の意図はないと宣言している。しかし、過去に研究計画があったことから、台湾を"潜在的核保有国"であると見なす向きが(特に台湾問題で対立する中国には)ある。 1967年、台湾の核開発計画は、台湾の軍事研究所である中山科学研究院(チュンサン—、英:Chung-Shan Institute of Science and Technology)に設立された、原子力研究機関(英:Institute of Nuclear Energy Research (INER))のもとで始められた。当時、平和利用のためにカナダから実験用反応炉[2]やアメリカから低濃度のプルトニウムなどを含む、核技術・核物質を得たと言われている。しかし、それらは実際には核兵器を開発するために使われていた[3]。 1970年代には、重水炉を使ってプルトニウムを製造する計画が進行していた[4]。しかし、国際原子力機関(IAEA)が、台湾が兵器級のプルトニウムを製造しようとしている証拠を掴むと、1976年にアメリカは軍事協力の停止などをちらつかせた圧力を掛け、台湾の指導者たちに対し核兵器開発計画の放棄を求めた[2]。米国の諜報機関が掴んだ情報によると、台湾は核実験に使用できる装置を設計していたとも考えられている[5]。 1980年代にも核兵器開発計画があったが、アメリカに亡命したINERの張憲義
核兵器
研究計画