中沢 新一人物情報
生誕 (1950-05-28) 1950年5月28日(73歳)
日本山梨県山梨市
出身校東京大学
学問
研究分野文化人類学
研究機関多摩美術大学
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中沢 新一[注釈 1](なかざわ しんいち、1950年5月28日 - )は、日本の宗教史学者[3]・文化人類学者[4]。千葉工業大学日本文化再生研究センター所長。京都大学こころの未来研究センター特任教授。秋田公立美術大学客員教授。
チベット密教と構造主義をつなげた『チベットのモーツァルト』(1984年)が、斬新な切り口で話題になる。現代思想界の代表格として活躍。著書に『森のバロック』(1992年)、『野生の科学』(2012年)など。 クロード・レヴィ=ストロース、フィリップ・デスコーラ、ジャック・ラカン、ジル・ドゥルーズ等の影響を受けた現代人類学と、南方熊楠、折口信夫、田邊元、網野善彦等による日本列島の民俗学・思想・歴史研究、さらに自身の長期的な修行体験に基づくチベット仏教の思想研究などを総合した独自の学問「対称性人類学」を提唱する。 2011年の東日本大震災以降は、エネルギー問題、現代における政治参加の問題についても思考しており、実践的な活動として2013年には「グリーンアクティブ」を設立した[5]。 1950年、山梨県山梨市生まれ。少年時代は父・厚に連れられ、しばしば山梨県内の遺跡や民俗信仰の痕跡に調査に出かけていたという。東大紛争で東大入試が中止になった世代であり、早稲田大学文学部に入学するも仮面浪人を経て、翌年には東京大学理科二類に入学。当初は生物学者を目指すも、植島啓司に誘われて宗教学者の柳川啓一の講義を聴講し、それがきっかけで宗教学に転じて文学部宗教史学科に進む[6]。 東京大学文学部宗教史学科で柳川啓一のゼミに所属。柳川の理論のひとつは「宗教の中心にあるのは「イニシエーション」である」というもので、人は(通過儀礼)において「聖なるもの」を体験することで子どもから脱して大人になることができるという主張だった。宗教学者は本を読むだけでなく、イニシエーションを直接体験しなければならないということで、柳川ゼミでは、聖なるものを体験させてくれる宗教を見つけて「潜り込み」調査をする、あるいは自ら信者になって体験するということが行われていた[7]。 中沢はその対象にチベット密教を選び、大学院人文科学研究科博士課程在籍中の1979年(昭和54年)、チベット密教の修行のためにネパールへ赴いた。チベット学者の石濱裕美子によると、中沢がチベット密教に興味を持ったきっかけは、ドイツ人アナガーリカ・ゴーヴィンダ
人物
略歴
柳川啓一ゼミ
ネパールへ