中村梅玉_(4代目)
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よだいめ なかむら ばいぎょく
四代目 中村梅玉
屋号
高砂屋
定紋祇園守
生年月日 (1946-08-02) 1946年8月2日(76歳)
本名.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}河村(かわむら) 順之(としゆき)
襲名歴1. 二代目加賀屋福之助
2. 八代目中村福助
3. 四代目中村梅玉
出身地神奈川県
六代目中村歌右衛門(養父)
母河村つる子 (養母)
兄弟二代目中村魁春
妻武者小路有紀子
子養子:中村莟玉
娘:河村なぎさ
当たり役
勧進帳』の源義経
寿曽我対面』の曽我十郎
ひらかな盛衰記』の梶原源太景季
平家女護島 俊寛』の丹左衛門尉基康
伽羅先代萩』の細川勝元
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四代目 中村 梅玉(なかむら ばいぎょく、1946年(昭和21年) 8月2日 - )は歌舞伎役者。立役を主とする。本名は河村 順之(かわむら としゆき)。屋号高砂屋定紋祇園守、替紋は祇園銀杏重要無形文化財保持者、日本芸術院会員、伝統歌舞伎保存会会員。神奈川県出身、青山学院高等部中退[1]
人物

弟の二代目中村魁春とともに六代目中村歌右衛門の養子となり、1956年(昭和31年) に歌舞伎座『蜘蛛の拍子舞』の福才で初舞台、二代目加賀屋福之助襲名する。

1967年(昭和42年)に歌舞伎座『絵本太功記』十段目の武智十次郎と『妹背山婦女庭訓・吉野川』の久我之助で八代目中村福助を襲名。

1992年(平成4年)に歌舞伎座『祇園祭礼信仰記』(金閣寺)の此下東吉と『伊勢音頭恋寝刃』(伊勢音頭)の福岡貢で四代目中村梅玉を襲名。2013年、芸術院会員に選ばれる。

品のよい、穏やかな芸風で、『一谷嫩軍記』の源義経平敦盛、『太功記』の十次郎、『吉野川』の久我之助のような貴公子役を本領とする一方、眞山青果作『将軍江戸を去る』の徳川慶喜、『御浜御殿綱豊卿』の徳川綱豊、『頼朝の死』の源頼家や、岡本綺堂作『番町皿屋敷』の青山播磨など三代目市川壽海を思わせる新歌舞伎の役どころや、『仮名手本忠臣蔵』の斧定九郎、『籠釣瓶花街酔醒』の繁山栄之丞など色悪と芸域は広い。

若い役を演じる上での信念として「気を若く保つことが大事」「現代をよく知らなければならない」と語っており、その時々に流行している音楽を聴くなどしているという。2022年にはYOASOBIのファンになったことを語っている。また、サザンオールスターズのファンでもあり、桑田佳祐とも交流がある[2][3]

実弟で同じく六代目歌右衛門の養子に二代目中村魁春。また六代目歌右衛門の芸養子として別に六代目中村東蔵がいる。妻は作家の武者小路実篤の孫で、元バレリーナの武者小路有紀子。2019年に当時部屋子の中村梅丸に初代中村莟玉(かんぎょく)を名乗らせ、養子とした[4]

2022年7月22日、歌舞伎立役において重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定されることが内定した[5][6][7]
受章・受賞

1990年(平成2年) - 日本芸術院賞

2007年(平成19年) - 紫綬褒章

2022年(令和4年) - 重要無形文化財保持者

脚注^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.552
^ 中村梅玉さん「コツコツ歩み続けた結果」 若さ保つ秘訣は新しい音楽毎日新聞 2022年7月22日配信・閲覧
^ 中村梅玉が人間国宝に、過去にサザン桑田佳祐と京都で意気投合「桑田さんも頑張ってるから、こっちも」東京中日スポーツ 2022年7月22日配信・閲覧


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