漫画家の「中村真理子」あるいはAKB48のメンバー「中村麻里子」とは別人です。
中村 まり子(なかむら まりこ、1953年6月7日 - )は、日本の女優、翻訳家、演出家、劇作家。本名は中村真里子。東京都出身。父は俳優の中村伸郎。姉は女優の井出みな子。パリでベラ・レーヌ、ニコラ・バタイユに師事[1]。 特技はフランス語会話、翻訳。フランス語検定2級。1980年より個人演劇ユニット「パニック・シアター」を主宰。 文化学院大学部仏文科中退。三島由紀夫が主宰した浪曼劇場の『サロメ』(1969年入団)で初舞台を踏み、劇団雲入団、1972年にパリへ渡るとユシェット座のベラ・レーヌ演技教室で指導を受け[2]、帰国後、フリーとして活動。父・伸郎[3]と共に渋谷ジァン・ジァン金曜夜10時劇場で、超ロングラン公演『授業』(1951年イヨネスコ作)に出演[4][5]。伸郎が老齢を理由に出演を辞退し、仲谷昇がその役を引き継いだ後も公演を続け、1987年の最後の舞台[6]まで、15年間参加した[5]。イヨネスコの前で『禿の女歌手』を演じ、褒められた[7]。 また劇作家、演出家、戯曲の翻訳家としても活動している。俳優養成所パフォーミング・アカデミー講師として後進を指導[2]。 中村まり子翻訳・演出による『ラスト・シーン』『ラウルの足あと』上演の成果によってパニック・シアターは2007年度湯浅芳子賞・戯曲上演部門賞を受賞[8]。ウジェーヌ・イヨネスコ作『まくべっと』の翻訳[9]で、2013年度小田島雄志・翻訳戯曲賞を受けた[10][8]。
来歴・人物
受賞
出演作品
映画
野獣狩り(1973年)
悪魔の部屋(1982年)
お葬式(1984年)
テラ戦士ΨBOY(1985年)
あげまん(1990年)
12人の優しい日本人(1991年)
落語娘(2008年)
人間の砂漠
舞台
地球は丸い
ラウルの足あと
サロメ
天保十二年のシェイクスピア
新・道元の冒険
ミュージカル紅葉乱舞車達引 (もみじまうくるまのたてひき):劇団動物園公演 (観世栄夫演出)
調理場
電話劇場
旅立ち
二階の女
ホットフラッシュバック
フェアウェル
現代・娘へんろ紀行
トップ・ガールズ
ル・バル
もしもし母さん
フツーの生活・長崎編
まくべっと
相寄る魂 南青山MANDARAマンダラ 1年間ギィ・フォワシィ連続上演
テレビドラマ
火曜日の女シリーズ / 蒼いけものたち(1970年、NTV / 東宝)
花は花よめ(1971年、NTV)
大空港 第65話「激突! 赤いビーナス奪回作戦」(1979年、CX/松竹) - トルコ嬢
ドラマ人間模様 / 続・続 事件 月の景色(1980年、NHK)
警視-K 第3話「自白への道」(1980年、NTV
噂の刑事トミーとマツ 第28話「トミーびっくり、マツの変身」(1980年、TBS/大映テレビ) - ナース
想い出づくり。(1981年、TBS)
陽あたり良好!(1982年、NTV)
火曜サスペンス劇場 (NTV)
狙われた美人キャスター(1983年)