「中島厚志」、「中島敦」、あるいは「中島篤志」とは別人です。
発見した小惑星
(187531) 相森中学校2006年10月20日[1]
(199287) 2006 BX54
中島 厚(なかじま あつし, 1947年 - )は、日本の航空宇宙工学者[1][2]、制御・システム工学者[2]。元宇宙航空研究開発機構(JAXA)主幹研究員、元信州大学特任教授[1]。 長野県須坂市出身[1]。1970年に信州大学工学部を卒業[3]、同大学院工学研究科に学ぶ[4]。 1972年、科学技術庁航空宇宙技術研究所(現在の宇宙航空研究開発機構)に入所[3]。以後60歳まで在籍し、宇宙工学の研究に携わる[4]。 画像解析によってスペースデブリなどの移動天体を検出する技術の研究を行っており[5][6]、この技術は小惑星や彗星の発見にもつながる[5][6]。2006年に入笠山光学観測所
人物
また、小中学生による小惑星観測プロジェクトなど、宇宙への関心を普及する活動にも従事している[3][5]。
2008年に信州大学工学部に制御システムの講座が開かれると、宇宙関連(特に人工衛星)を指導する[4]。信州大学と県内企業による超小型人工衛星「Shindai Sat」(愛称・ぎんれい)の共同開発プロジェクトをマネージャとして率い、2014年に宇宙に打ち上げた[4]。「ぎんれい」は可視光通信を行う人工衛星である(可視光通信実験衛星)[4]。地元長野県では「信州初」[1]「信州製」[4]人工衛星として話題になった。
2015年3月、信州大学特任教授を退任[1]。
脚注^ a b c d e “須坂に「宇宙と農業資料館」?元JAXA主幹研究員の中島厚さんが自宅に開設”. 須坂新聞 (2015年11月7日). 2021年8月9日閲覧。
^ a b “中島 厚”. J-GLOBAL. 科学技術研究機構. 2021年8月9日閲覧。
^ a b c “ ⇒学びの9月特別講演「信州から宇宙へ」?信州製人工衛星「ぎんれい」の開発から小惑星の発見まで?”. プラネタリウム通信 ほしみる No.15. 松本市教育文化センター (2014年9月3日). 2021年8月8日閲覧。
^ a b c d e f “中島厚さん 信州大学特任教授/ぎんれいプロジェクトマネージャ”. ナガラボ. ながのシティプロモーション実行委員会. 2021年8月9日閲覧。