中山 善之(なかやま よしゆき、1935年10月8日[1] - )は、日本の翻訳家(英米文学専門)。
北海道生まれ。慶應義塾大学卒業。タイム・ライフ日本支社図書編集部勤務後、翻訳者になる。1977年の『タイタニックを引き揚げろ』で日本冒険小説大賞受賞。クライブ・カッスラーの「ダーク・ピット」シリーズほかを翻訳[2]。
翻訳
『40階からの眺め』(シオドア・H・ホワイト、早川書房、ハヤカワ・ビジネス・ノヴェルズ) 1969
『重役室』(クレイ・ブレア、角川書店) 1970
『女の由来』(エレン・モーガン、二見書房) 1972
『ダーウィンの島 ガラパゴス諸島の生物たち』(イアン・ソーントン、講談社ブルーバックス) 1972
『危険な依頼人 ある老弁護士の事件簿より』(ウィリアム・F・ホプキンズ、日本リーダーズダイジェスト社) 1973
『ザ・スパイ 第二次大戦下の米英対日独諜報戦』(ラディスラス・ファラゴー、サンケイ新聞社出版局) 1973
『機密漏洩事件 水爆とオッペンハイマー』(J・メジャー、平凡社) 1974
『人類に明日はあるか 反終末論』(ジョン・マドックス、佑学社) 1974
『女はすぐれている』(アシュレー・モンタギュー、平凡社) 1975
『原初からの叫び 抑圧された心のための原初理論』(アーサー・ヤノフ、講談社) 1975
『ジーク ハイル! ビスマルクの栄光からヒトラーの没落まで』(ステファン・ローラント、インターナショナルタイムズ) 1975
『ヒトラーが愛した女』(グレン・B・インフィールド、白金書房) 1975
『ヘネシー怒りの日』(マックス・フランクリン、講談社) 1975
『カサンドラ・クロス 大陸縦断列車抹殺計画』(ロバート・カッツ、徳間書店) 1976
『ネッシーの謎 ネス湖からの最新調査報告』(ニコラス・ウイッチェル、勁文社、エコーブックス) 1976
『ペニシリンに賭けた生涯 病理学者フローリーの闘い』(レナード・ビッケル、佑学社) 1976
『かいまみた死後の世界 よりすばらしい生のための福音の書!』(レイモンド・A・ムーディ・Jr.、評論社) 1977
『ソニーの国際戦略 ソニーは市場を"創造"する』(ニック・ライアンズ、講談社) 1977
『オーパーツの謎 消えた先史文明』(レニ・ノーパーゲン、パシフィカ) 1978
『地獄穴 ジャンボ機墜落』(ロブ・エルダー,サラ・エルダー、双葉社) 1978
『通達、総統は死んだ ヒトラー暗殺計画』(スティーヴン・マーロウ、サンリオ) 1979
『大列車強盗』(ピアズ・ポール・リード、サンリオ) 1980
『ノストラダムスの予言した第三次世界大戦』(レニ・ノーバーゲン、パシフィカ) 1980
『裏切者と朝食を』(ジョージ・マークスタイン、文春文庫) 1981
『逃亡飛行』(ジョン・クライヴ、文春文庫) 1981
『世界の食糧戦略』(リチャード・ギルモア、TBSブリタニカ) 1982
『陰の権力者』(デニス・ハミル、新潮文庫) 1985
『警部ナチ・キャンプに行く』(クリフォード・アーヴィング、文春文庫) 1986
『七人の乗取り屋 ウォールストリートの仕掛人』(エリック・W・アリスン、光文社) 1987
『モサド情報員の告白』(ビクター・オストロフスキー,クレア・ホイ、TBSブリタニカ) 1992
『情報部員』(マーク・アービング、講談社文庫) 1997
『ハドソン川殺人事件』(D・フリン、講談社文庫) 2001
『タイピー 南海の愛すべき食人族たち』(ハーマン・メルヴィル、柏艪舎) 2012
『老人と海』(アーネスト・ヘミングウェイ、柏艪舎) 2013
クライブ・カッスラー
『タイタニックを引き揚げろ』(クライブ・カッスラー、パシフィカ) 1977、のち新潮文庫 上・下
『氷山を狙え』(クライブ・カッスラー、パシフィカ) 1977、のち新潮文庫
『QD弾頭を回収せよ』(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1980
『マンハッタン特急を探せ』(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1982
『海中密輸ルートを探れ』(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1983
『死のサハラを脱出せよ』(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1992
『大統領誘拐の謎を追え』上・下(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1984
『スターバック号を奪回せよ』(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1985
『ラドラダの秘宝を探せ』上・下(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1987
『古代ローマ船の航跡をたどれ』上・下(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1988
『ドラゴンセンターを破壊せよ』上・下(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1990
『インカの黄金を追え』上・下(クライブ・カッスラー、新潮文庫) 1994