中山 元(なかやま げん、1949年2月15日[1] - )は、日本の哲学者、翻訳家。 東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。インターネットの哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。多くの哲学書を翻訳している。
人物・来歴
著書
『フーコー入門』(ちくま新書) 1996
『思考の用語辞典』(筑摩書房) 2000、ちくま学芸文庫 2007
『新しい戦争? 9・11テロ事件と思想』(冬弓舎、ポリロゴス・ブックレット) 2002
『〈ぼく〉と世界をつなぐ哲学』(ちくま新書) 2004
『はじめて読むフーコー』(洋泉社新書y) 2004
『高校生のための評論文キーワード100』(ちくま新書) 2005
『思考のトポス 現代哲学のアポリアから』(新曜社) 2006
『賢者と羊飼い フーコーとパレーシア』(筑摩書房) 2008
『フーコー 生権力と統治性』(河出書房新社) 2010
『フーコー 思想の考古学』(新曜社) 2010
『正義論の名著』(ちくま新書) 2011
『ハンナ・アーレント 〈世界への愛〉 その思想と生涯』(新曜社) 2013
『自由の哲学者カント カント哲学入門「連続講義」』(光文社) 2013
『フロイト入門』(筑摩選書) 2015
『アレント入門』(ちくま新書) 2017
『わたしたちはなぜ笑うのか 笑いの哲学史』(新曜社) 2021
『労働の思想史 哲学者は働くことをどう考えてきたのか』(平凡社)2023
『〈他者〉からはじまる社会哲学 国家・暴力・宗教・共生をめぐって』(平凡社)2024
編著
『書くためのデジタル技法』(二木麻里共著、ちくま新書) 2001
『発言 米同時多発テロと23人の思想家たち』(編訳、朝日出版社) 2002
翻訳
『逃走の力 フーコーと思考のアクチュアリティ』(J・バーナウアー、彩流社) 1994
『聖なる飢餓 カニバリズムの文化人類学』(ペギー・リーヴズ・サンデイ、青弓社) 1995
『超越と知解可能性 哲学と宗教の対話』(エマニュエル・レヴィナス、彩流社) 1996
『メルロ=ポンティ・コレクション』(メルロ=ポンティ、編訳、ちくま学芸文庫) 1999
『風土学序説 文化をふたたび自然に、自然をふたたび文化に』(オギュスタン・ベルク、筑摩書房) 2002
『考える道具』(ニコラス・ファーン、角川書店) 2003
『呪われた部分 有用性の限界』(ジョルジュ・バタイユ、ちくま学芸文庫) 2003
『フィロソフィー・ジム 「考える脳」をつくる19の扉』(スティーブン・ロー、ランダムハウス講談社) 2003
『ギリシア・ローマの奇人たち 風変わりな哲学入門』(ロジェ=ポル・ドロワ, ジャン=フィリップ・ド・トナック、紀伊國屋書店) 2003
『資本の帝国』(エレン・メイクシンズ・ウッド、紀伊國屋書店) 2004
『聖戦と聖ならざるテロリズム イスラームそして世界の岐路』(バーナード・ルイス、紀伊國屋書店) 2004
『パピエ・マシン』(ジャック・デリダ、ちくま学芸文庫) 2005
『北極の北には何がある? 「考える脳」をつくる哲学トレーニング19』(スティーブン・ロー、ランダムハウス講談社) 2006、のち改題『考える力をつける哲学問題集』(ちくま学芸文庫) 2013
『責任と判断』(ハンナ・アーレント、ジェローム・コーン編、筑摩書房) 2007、のちちくま学芸文庫 2016
『マルクスの『資本論』』(フランシス・ウィーン、ポプラ社、名著誕生) 2007、のち改題『今こそ『資本論』 資本主義の終焉を生き抜くために』(ポプラ新書) 2017
『トマス・ペインの『人間の権利』』(クリストファー・ヒッチンス、ポプラ社、名著誕生) 2007
『書物の不在』(モーリス・ブランショ、月曜社) 2007
『人間不平等起源論』(ルソー、光文社古典新訳文庫) 2008
『社会契約論・ジュネーヴ草稿』(ルソー、光文社古典新訳文庫) 2008
『ドゥルーズ哲学のエッセンス 思考の逃走線を求めて』(ライダー・デュー、新曜社) 2009
『善悪の彼岸』(ニーチェ、光文社古典新訳文庫) 2009
『道徳の系譜学』(ニーチェ、光文社古典新訳文庫) 2009
『資本論 経済学批判』第1期全4冊(カール・マルクス、日経BPクラシックス) 2011 - 2012
『ユダヤ人問題に寄せて / ヘーゲル法哲学批判序説』(カール・マルクス、光文社古典新訳文庫) 2014
『ソクラテス われらが時代の人』(ポール・ジョンソン、日経BP) 2015
『存在と時間』全8巻(マルティン・ハイデッガー、光文社古典新訳文庫) 2015 - 2020
『陸と海 世界史的な考察』(カール・シュミット、日経BPクラシックス) 2018