中央競馬
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中央競馬のレースの様子(第46回小倉記念・2010年8月1日)

中央競馬(ちゅうおうけいば、英語: national racing)とは、日本中央競馬会(JRA)が主催する競馬である。1954年9月25日東京競馬場京都競馬場において初めて開催された。
概要
開催「競馬の開催」も参照

現在、中央競馬は10の競馬場で年間で最大288日行われる。10の競馬場(競馬場一覧を参照)において、原則、週末の土・日曜日の2日間を4週、計8日間で1つの開催とすることが基本である[注 1]。1年(平年)=365日=52週+1日なので52週÷4週=13開催であるが、関東(東京・中山)で10開催、関西(京都・阪神)で10開催、中京・小倉・福島・新潟がそれぞれ3開催、北海道(札幌・函館)で4開催、合計36開催を基本に2006年まで日数を1開催8日間の固定で日程が組まれていた。ただ各競馬場の改修工事がある場合は代替開催で必ずしも基本通りの開催日程にならないことが多かった。また2007年以降は全体の開催日数288日は変らずに、1開催12日までが可能となって各競馬場の開催日程は毎年変動している。なお年間スケジュールは「暦年制」であるが、基本に1年の開催初日は1月5日、最終日は12月28日[注 2]で、これは年末年始の地方競馬の開催と重複しないようにしているためである。ただし、1月4日[注 3]が日曜日に当たる場合、初日、最終日がそれぞれ前倒し、あとずらしとする場合もある。

2012年は「4大競馬場と新潟競馬場[注 4]の日程を重視」した日程となり、

北海道の開催を函館・札幌それぞれ2回・16日を函館2回・12日間(第1回・第2回とも6日間)、札幌2回・14日間(第1回8日間・第2回6日間)に、福島と中京はそれぞれ3回22日間(福島・中京とも第1回・第2回とも8日間・第3回6日間)、小倉は2回22日間(第1回10日間、第2回12日間。2・3回を統合することで1節削減)に規模を縮小。

3日間の連休開催[注 5]を強化し、9月15 - 17日に中山と阪神、10月6 - 8日に東京と京都、12月22 - 24日に中山と阪神でそれぞれ3日ずつの開催(2011年までと異なり、3競馬場での分担ではない)とする。

更に33年ぶりの変則開催がとられて締め括りは中山の有馬記念では無く阪神の阪神カップとなった。

夏季競馬・東京優駿の盛り上がりと出走馬の円滑な出走サイクルの確保の観点から

春季競馬として行う第2回東京の全8日+第3回東京の前半4日を統合し、第2回東京12日間、また第3回東京の(後半)4日分は夏季競馬扱いとして施行。

中京開催の変更などの見直しの観点から

平年の第3回京都全8日+第2回中京前半4日を第3回京都12日間に統合。

平年の第2回中京後半4日+第3回阪神前半4日を第3回阪神8日間(6月のみ)に統合。

平年の第3回阪神後半4日+第2回小倉前半4日を第2回中京8日間(7月のみ)に統合(事実上阪神と中京の開催場を入れ替え)。

平年の第2回小倉後半4日+第3回小倉全8日を第2回小倉12日間に統合。


2013年は「4大競馬場と中京競馬場の日程を重視」した日程となり、

北海道の開催も函館のみになるため、4回・24日間(第1回、第2回、第3回、第4回とも6日間)として開催する。また通年開催が可能になった中京は4回26日間(第1回、第2回、第4回は6日間、第3回は8日間)に拡大。小倉は20日間に縮小される(第1回8日間、第2回12日間)。

3日間の連休開催を強化し、1月12 - 14日に中山と京都、9月14 - 16日に中山と阪神、10月12 - 14日に東京と京都、12月21 - 23日に中山と阪神でそれぞれ3日ずつの開催する。

夏季競馬における関東主場開催の見直しの観点から

平年の第3回東京全4日+第2回福島前半4日を第3回東京8日間(6月のみ)に統合。

平年の第2回福島後半4日+第2回新潟前半4日を第2回福島8日間(7月のみ)に統合。

平年の第2回新潟後半4日+第3回新潟全8日を第2回新潟12日間に統合。

といった日程の見直しを行ったが、全体開催数の36回・288日の日程は維持されている。

2014年中山競馬場の改修工事のため、第4回(9月)の開催分を新潟競馬場に振り替えた以外は本来の日程で行われたが、3連休開催のうち、敬老の日(9月15日)には開催せず、3月21日春分の日を含めた3月23日までの3日間開催(中山・中京・阪神のその週の2日間ずつの開催を、1日2場ずつ、3日間に分けて行う)を行った。2015年2008年以来7年ぶりとなる本来の通年スケジュールでの開催となった。

2020年京都競馬場が同年度から全面改築・改修工事を行い同11月以後の競馬開催ができないことと、東京オリンピック開催への協力などの観点から、次のような日程に変更された[1]

京都競馬場改築に伴うものとして、11月に行われる第5回京都競馬開催相当分を第5回阪神競馬に代替充当。また阪神競馬場の馬場保護の観点から、7月の第3回中京競馬相当分と9月の第4回阪神競馬相当分を入れ替え、7月に第4回阪神競馬、9 - 10月に第2回中京競馬をそれぞれ開催する。

東京オリンピック開催協力、並びに猛暑対策として7月25日 - 8月9日の五輪本開催期間中は新潟競馬場と函館競馬場の2会場とし、関西での開催を休止する。


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