中央競馬ワイド中継
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中央競馬ワイド中継
ジャンル
スポーツ番組競馬
出演者総合司会
(土曜)渡辺和昭日経ラジオ社
(日曜)長岡一也(スポーツコメンテーター)
※その他本文参照
製作
制作首都圏トライアングル3局持ち回り

放送
放送国・地域 日本
放送期間1985年4月7日-2010年12月26日
放送時間土・日曜
第1部 12:30-15:00
第2部 16:00-16:35
放送分185分
特記事項:
日曜第1部は原則
土曜は1987年1月10日開始
平日開催は別途定める
東京開催はtvk、中山開催はチバテレビ、福島・新潟開催はテレ玉が主管制作
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中央競馬ハイライト
ジャンルスポーツ番組競馬
出演者総合司会
(土曜)白川次郎(スポーツコメンテーター)
(日曜)長岡一也(スポーツコメンテーター)
※その他本文参照
製作
制作首都圏トライアングル3局持ち回り

放送
放送国・地域 日本
放送期間1984年4月7日-2010年12月26日
放送時間土・日曜 23:00-23:30
放送分30分
回数2792[注 1]
特記事項:
平日開催は別途定める
東京開催はtvk、中山開催はチバテレ、福島・新潟開催はテレ玉が主管制作
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『中央競馬ワイド中継』(ちゅうおうけいばワイドちゅうけい)とは関東テレビ埼玉(テレ玉)、千葉テレビ放送(チバテレ)、テレビ神奈川(tvk)、群馬テレビとちぎテレビで毎週土曜日日曜日の午後に1985年4月7日から(土曜日は1987年1月10日から)2010年12月26日まで放送されていた中央競馬の実況中継番組である。本項では『中央競馬ハイライト』についても記述する。
概要

中継対象となる競馬場で行われるレースの展望や解説を重点に放送。同時開催されている他の競馬場のレースについても中継を行っていた。番組の制作(制作著作)はテレ玉が福島新潟開催分、チバテレビ放送が中山開催分、tvkが東京開催分をそれぞれ担当していた[1]。制作協力はマイプラン。レース実況部分の映像は日本中央競馬会(JRA)公式映像[注 2] が使用され、音源はラジオNIKKEIから提供を受けていた。ただしスタート前のゲート入り、及びゴール後は実況放送席の解説者・キャスターが実況していた。全国全レース発売が実施された2000年ごろ、KBS京都の競馬中継で最終競走に限りその実況が放送されたことがあった。

土曜日・日曜日ともキー局(土曜日はテレビ東京、日曜日はフジテレビ)が競馬中継を行う時間帯を除いて放送する、一種のリレー形式が取り入れられていた[注 3][注 4]。そのため、キー局が中継を担当するメインレースについては特別編成時をのぞいて生中継されることはなかった。

2009年6月20日放送の福島競馬開催分(テレ玉制作)よりハイビジョン制作となり、GI開催日のハイライトで最初に流れるBGMを除いて字幕スーパーやBGMなどさまざまな部分が一新され、音声もステレオ放送になった。なおハイビジョン制作となって以降は、アナログ放送では番組中常時レターボックス放送になっていた[注 5]
番組終了とその後

2011年1月5日からBS11で『BSイレブン競馬中継』が開始されることに伴い、『ワイド中継』・『ハイライト』共に2010年12月26日放送を以って終了[注 6][注 7][2]。なお『BSイレブン競馬中継』は『JRA競馬中継』のタイトルで、土日共14時台のみネットする[3][注 8]

また『ウイニング競馬』、『みんなのKEIBA』終了後の16時からは『BSイレブン競馬中継』をネットせず『LIVE&REPORT 中央競馬中継』というタイトルのチバテレビ放送単独制作での中継番組を2011年1月5日から2012年5月27日の期間中に17:00まで放送することとなった。尚、この『LIVE&REPORT 中央競馬中継』は制作局のチバテレビとtvk、テレ玉の3局のみで放送され、群馬テレビ、とちぎテレビはネットしない他、実質的な制作を担当していた制作会社のマイプランはBS11・東名阪ネット6の放送に移行した(代わって『LIVE&REPORT 中央競馬中継』では、これまで中継技術のみを担当していたテレビアルファが、番組制作自体にも関わることとなり、制作協力とクレジットされることとなった)。また、次番組は基本的に開催競馬場に関係なく原則として中山競馬場(中山以外で開催する場合は「パークウィンズ中山」として[注 9])の会場から生放送されるため、制作はチバテレビ単独となった。しかし、『LIVE&REPORT 中央競馬中継』も、編成上の都合で打ち切りとなり、27年続いた関東独立U局制作の競馬実況中継が消滅となり、2012年6月1日より金曜に移動し、競馬予想に変更した現在の『金曜競馬CLUB』に至っている[注 10]
中継の開始時期

土曜日 - 1987年1月10日[注 11]

日曜日 - 1985年4月7日

ハイライト - 1984年4月7日[4]

放送時間

中継については局によって競輪競艇のビッグレースやJリーグ高校サッカー高校野球予選の試合中継などで時間移動(パート2を録画中継することも)や休止となる場合があるので新聞、ならびにホームページ(外部リンク)を参照されたい。
中央競馬ワイド中継

土曜日

パート1:12:30-15:00(群馬テレビのみ13:00に飛び乗り放送)。
2008年12月以前は14:30までの放送であったが、2009年1月10日よりテレビ東京『ウイニング競馬』の開始時刻が14:58に繰り下がるのに伴い、同日のテレ玉を初め2009年2月7日よりtvk・群馬テレビ、2009年2月21日よりとちぎテレビ、2009年2月28日よりチバテレビが終了時刻を30分延長した。

パート2:16:00-16:35(例年3月下旬-10月上旬は16:00-17:00(tvkは16:55に飛び降り放送))


日曜日

パート1:12:30-15:00

パート2:16:00-16:35(例年3月下旬-10月上旬は16:00-17:00)

2009年から従来の夏季薄暮開催[注 12] に加え例年3月下旬-6月中旬までの3開催分、9月中旬-10月上旬の1開催分は西日本主場[注 13] 最終レースの発走時刻が16:40(一部のGIレース当日を除く)になったため当該期間中、原則パート2は17:00まで放送される。2006年度からは東京優駿開催当日にも薄暮競走を実施しているが、このときは17:30まで延長される。

tvkでは1996年前後の数年間、11月から翌年1月の冬季開催期間中にはパート2を16:30で飛び降りしていた。

土曜日の放送では群馬テレビに配慮して13:01頃にいったん中継競馬場の映像を映し、群馬テレビが飛び乗ったところで再び競馬場のコンディション情報を流し「群馬テレビをご覧の皆様、お待たせしました。今日もワイド中継でお楽しみください」と挨拶を入れる。
中央競馬ハイライト

土曜・日曜とも23:00-23:30に放送。当日に行われたレースの結果を映像、実況を交えて案内する[注 14]。土曜日の番組の後半には解説者が出演し、日曜日のメインレースの展望をする。

番組の収録は放送当日の夕方ごろに完パケ撮って出し)で行われる。前日発売をしているレースのオッズが出る際、17時台(おもに17:30)現在と表示されていることで確認ができる。冒頭には司会者がその日のレースの傾向などについて簡単にコメントを述べ「今日のレースを振り返ってご案内しましょう」と挨拶するのが恒例だった。また主要レースについては、関東主場はワイド中継第2部の録画素材、他はラジオNIKKEI2004年3月までラジオたんぱ)の音源を利用して中継録画を放送していた。

1986年には金曜日にも放送されていた[5]。土曜日の放送においては皐月賞天皇賞・春オークス日本ダービー菊花賞天皇賞・秋ジャパンカップ有馬記念の前日に1時間の拡大版で放送していた時期がありアシスタントとして日曜ワイド中継の女性キャスターも出演していた。尚、土曜ハイライト1時間拡大版は2001年をもって終了し2002年より年間通じて30分放送に固定された。

現在のBS11「うまナビ!イレブン」はほぼこのスタイルを踏襲しているが、土曜日は主に主要重賞の展望に時間を割いている。また競馬場での生放送・収録ではなく、BS11のスタジオからの生放送であるといった相違点がある。
特別編成時の措置

キー局の編成の都合により、放送時間が変更されることがある。

毎年7月下旬ごろに放送されるフジテレビ系列の『
FNSの日』で『スーパー競馬』→『みんなのケイバ』→『みんなのKEIBA』の放送が休止となる場合は、15時台の休憩なしでノンストップで放送されていた。日本ダービー、有馬記念など一部のGI競走開催時にフジテレビの『みんなのKEIBA』が14時台に開始する場合はパート1の放送終了時刻も早まる。

2009年10月4日は群馬テレビととちぎテレビを除き12:30-17:00までの通し放送となり、当日のメインレースのスプリンターズステークスも生中継された。これはフジテレビ系で放送のF1日本グランプリの中継が最大16:10まで延長された場合、15:40スタート予定の『みんなのケイバ』でスプリンターズステークスが生中継できない場合に備えての措置である。同様に2005年2006年も通し放送となった。

2006年2月11日はテレビ東京がサッカー中継を放送する関係で『ウイニング競馬』の放送時間を30分短縮するのに伴い、パート1の放送時間を15:00まで延長した。2008年8月23日はテレビ東京が北京オリンピック中継を行う関係で『ウイニング競馬』が放送休止[注 15] するのに伴い、競輪中継のため14:30に飛び降りたとちぎテレビを除き、当番組を中断せず放送した。


成人の日に中央競馬が開催される場合はフジテレビおよびテレビ東京では中継が行われないため、当番組がメインレースを含め12:30から4時間の生放送となる。この放送は一部地方局にもネットされる。なお、メインレースの実況は長岡一也が務めた。成人の日に放送される場合は土曜中継スタッフが担当するが以前は土曜・日曜混合スタッフで行っていた[注 16]

2010年1月11日放送の中山競馬開催分は12:30-16:35通しの放送で、メインレース(中山11R)のみ独自カメラによるレース中継と長岡による実況であった。また京都競馬の10-12Rも中継をし、レースの映像はJRAの映像を使用した。また福島テレビ(15:00-16:00)、新潟放送(15:20-15:55)にもネットした。


7月中旬?下旬にかけては各局とも高校野球の県予選を中継するため、基本的に『ワイド中継』は放送されない。ただし、高校野球が雨天中止や予備日などで最初から開催予定のない日は通常通り放送される。また、高校野球中継が予定終了時刻よりも早く終了になった場合は飛び乗りで途中から中継されるときもある。その際には各局ともOP・EDが短縮され[注 17]、CMはほぼJRAのみとなる。出演者は司会者、解説者とも交代で夏休みをとる関係で、通常放送時とは異なる場合が多い。なおこの期間内は通常では福島・新潟競馬を開催しているが、両開催分の中継の制作を担当しているテレ玉では高校野球期間中でもパート2は通常通り放送される。またとちぎテレビでは2009年度から地上デジタル放送サブチャンネルで高校野球期間中もパート1・パート2ともに視聴可能となった。

『ハイライト』は高校野球県予選の特番[注 18] や選挙特番などの編成により放送時間が大幅に変更されることがある(おもに日曜日)。特に後者の場合、チバテレビやテレ玉では19:00から放送されることもある。

プロ野球中継(デーゲーム)がこのワイド中継の時間帯で行われるのは極めて少ない。

tvkは2007年4月21日に特別に横浜ベイスターズ広島東洋カープ戦を放送するため14:00で打ち切って、それ以後は中継をしなかった。

チバテレビでは2005年2006年の一時期『サタデーマリーンズ』が放送されていたが、これはおもにパート1とパート2の間の中断時間帯を利用したものであった。


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