「中国女」
YMOの楽曲
収録アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』
リリース1978年11月25日
規格LP
ジャンルテクノポップ
時間5分53秒
レーベルアルファレコード
作詞者クリス・モスデル
作曲者高橋ユキヒロ
プロデュースハリー細野
その他収録アルバム
アルバム
イエロー・マジック・オーケストラ (US版)/YMO(1979年)
パブリック・プレッシャー/YMO(1980年)
アフター・サーヴィス/YMO(1984年)
シールド/YMO(1984年)
フェイカー・ホリック/YMO(1991年)
テクノ・バイブル/YMO(1992年)
テクノドン・ライヴ/YMO(1993年)
ライヴ・アット・武道館1980/YMO(1993年)
ライヴ・アット・紀伊国屋ホール1978/YMO(1994年)
ワールド・ツアー1980/YMO(1996年)
ライヴ・アット・グリークシアター1979/YMO(1997年)
YMO GO HOME!/YMO(1999年)
ONE MORE YMO/YMO(2000年)
UC YMO/YMO(2003年)
『イエロー・マジック・オーケストラ』収録順
東風
(6)「中国女」
(7)ブリッジ・オーバー・トラブルド・ミュージック
(8)
「中国女」(ちゅうごくおんな、フランス語: La Femme Chinoise)はイエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)の楽曲。作詞はクリス・モスデル、作曲は高橋ユキヒロ。1978年にリリースされたアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』に収録されている。
背景
曲のタイトルはジャン=リュック・ゴダール監督の映画『中国女(La Chinoise)』から取られている。
歌詞の内容は、リチャード・クワイン監督、ナンシー・クワン主演のハリウッド映画『スージー・ウォンの世界(The World of Suzie Wong)』(1960年)そのものである。
制作
元々は「スージー・ウォン・アンド・シャンハイ・ドールズ」というタイトルで、歌われている部分よりもずっと長い歌詞だったが、ここから高橋がピックアップして使われたと、作詞を担当したクリス・モスデルはコメントしている[1]。
高橋ユキヒロが断片的に作曲してきたメロディーに細野晴臣と坂本龍一がアレンジを施した。イントロや間奏の「テンテンテンテン…」という箇所は、三本指でしかキーボードを弾けないキーボーディストを想定し、ダサいけどかっこいいというイメージを表現している。具体的にはブライアン・フェリーの弾くキーボードである。
高橋が在籍していたサディスティック・ミカ・バンド及びサディスティックスのメンバーだった高中正義がギターで参加している。元々は坂本が「パンクみたいなディストーションのギター」を注文したが、高中が意味を理解せず、そのまま録音して帰ったという。
日本版『イエロー・マジック・オーケストラ』では、歌の部分で派手なチョッパーになるが、これは当時流行していた、ロッド・スチュワートの「アイム・セクシー」のパロディである。
フランス語の女性ヴォイスは当時アルファレコード社長秘書だった布井(江部)智子で、アイデアは細野によるもの。