中国兵器工業集団
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中国兵器工?集?有限公司
China North Industries Group Corporation
種類国有企業
本社所在地 中国
100821
北京市西城区三里河路44号
設立1988年8月
業種製造業
事業内容兵器の製造等
代表者董事長 尹家緒
外部リンク ⇒http://www.norincogroup.com.cn/
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中国兵器工業集団有限公司
各種表記
繁体字:中國兵器工業集團有限公司
簡体字:中国兵器工?集?有限公司
?音:Zh?ngguo b?ngqi g?ngye jituan y?uxian g?ngs?
発音:ヂョングォ ビンチー ゴンイェ ジィトゥァン ヨウシェン ゴンスー
英文:China North Industries Group Corporation
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中国兵器工業集団有限公司(ちゅうごくへいきこうぎょうしゅうだんゆうげんこうし、: China North Industries Group Corporation、: 中国兵器工?集?有限公司 )は、国務院国有資産監督管理委員会の管理、監督する中国中央企業である。

グループ傘下企業による装甲車戦車無人偵察機等の航空機ミサイル水陸両用車爆弾等の軍事製品の製造を主に行う。民間向けにはレーダー光学製品、各種機械化学製品爆発物やブラスト材の製造を行う。また、中国国内では土木建設や軍事防衛プロジェクトにも携わっている。

中国北方工?公司
China North Industries Corporation種類国有企業
略称Norinco(ノリンコ)
本社所在地 中国
100821
北京市西城区三里河路44号
設立1980年
業種卸売業
事業内容軍需品及び民生品の輸出入、資源開発、物流、インフラ・プラント建設等
代表者総裁 植玉林
売上高約4000億元(2016年)[1]
外部リンク ⇒http://www.norinco.com/
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中国北方工業公司
各種表記
繁体字:中國北方工業公司
簡体字:中国北方工?公司
?音:zh?ngguo b?if?ng g?ngye g?ngs?
発音:ヂョングォ ベイファン ゴンイェ ゴンスー
英文:China North Industries Corporation
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また、中国北方工業公司(ちゅうごくほっぽうこうぎょうこうし、: North Industries Corporation、: 中国北方工?公司 )は、中国最大の国有兵器輸出企業である。社名英語表記の頭文字からNorinco(ノリンコ、ノーリンコ)を公式な略称とし、公式ウェブサイトのアドレスなどにも使用している。中国兵器工業集団の傘下にあるグループ会社である。

防衛製品、石油鉱物等の分野で国際的なネットワークを持ち、国境監視システムや防空システム、軍事プロジェクト等で海外との貿易を行う。国内の軍需企業が必要とする生産財の輸入も行っている。
概要

1980年、当時中国各地にあった人民解放軍の兵器工廠を企業化して傘下に収める親会社として発足した。

現在は親会社としての役割を中国兵器工業集団有限公司に移し、中国北方工業公司はグループ内外の企業で扱っている物品の輸出入を取り仕切る商社として活動している。

軍事企業として活動に秘密の部分は多く、日本の経済産業省外国ユーザーリストに指定している[2]。一方で民生部門や海外ビジネスも手掛けているため、ある程度の情報公開を実施しており、日本企業と合弁で環境関連産業に関わっている例もある。

同社の公式サイトは主要事業として、以下の4分野を掲げている。
軍品(兵器・軍需品)
小火器戦車装甲車地対空ミサイル、地対地ミサイル・ロケット、対戦車ミサイルなど陸軍向け装備や偵察・監視・通信機器。ただし、同社の公式サイトに掲載されている小火器の殆どはノリンコグループに属していない中国南方工業集団の傘下企業による製品である。
民品(民生品)
鉱山用を含む大型トラック、工場設備、人工ダイヤモンドなどの化学製品、電子機器、北斗衛星測位システム関連事業。
戦略資源
油田・天然ガス田や鉱山の開発、パイプライン設置。
流通服務(サービス)
運輸、金融、貿易、鉄道・発電所などのインフラ建設。

各国で開催される小火器・地上兵器の見本市で各社ブースへの非常に精力的な情報収集活動を行うことが知られている。
火器輸出

これまで国家の事業として輸出していた火器を、商社の形態をとって統括して行っている。

初期から扱っていたのは56式自動歩槍54式手槍等の旧ソビエト連邦で開発され、中国国内の工廠で生産していた小火器や戦車である。

近年では中国南方工業集団傘下の企業で新たに設計製造された銃器をヨーロッパ等の銃器見本市に積極的に出展している。

中国は中ソ対立以降、ライセンスが失効してからも旧ソ連が開発した兵器の生産を継続し、ノリンコもこれらの兵器の輸出をソ連の許可なく行っていたため、それが南米のゲリラやアフリカの民兵組織に渡り紛争を引き起こしていると、しばしば非難されてきた。AKシリーズの設計主であるカラシニコフや設計元のイズマッシュ社(旧イジェフスク造兵廠)などが不快感を表す発言をしている。

しかし81式自動歩槍のセールスが好調なため、56式の売り上げは減っている。また、アメリカの自動小銃であるM16M4カービンのコピー品であるCQ 311シリーズも輸出している。

テロリストの象徴といえばAK-47であるが、近年ではハマースを初めとするイスラム過激派テロリストの自爆予告映像や軍事訓練映像、組織のロゴ[3]などでM16が映っているケースも増えてきた。これは、ノリンコが輸出するM16のコピー品「CQ」か、CQを更にコピーしたイラン、もしくはスーダンのアサルトライフルではないかと考えられる。
主な取扱製品
小火器

以下、ほぼ全ての銃器がノリンコグループ外の中国南方工業集団傘下企業による製品である。

NR-08 - ドイツ製
H&K MP5短機関銃のコピー。

92式手槍(QSZ-92) - 拳銃。

54式拳銃 - ソビエト連邦製トカレフTT-33拳銃のコピー。

Model M-201C - 54式拳銃の民生モデル。使用弾が9x19mmパラベラム弾に変更され、エジプトが輸出用に開発したTT-33の9x19mmコピーであるTokagypt 58と類似したマニュアルセーフティを備える。

Model 213 - 同上。

NP-17 - Model M-201Cのツートンカラーモデル。


NZ-75 - チェコスロヴァキア製Cz75拳銃のコピー。

NZ-85B - チェコスロヴァキア製Cz85拳銃のコピー。

NP-40 - チェコスロヴァキア製Cz85の使用弾薬を.40S&W弾に変更した上でコピーしたもの。


NP-22 - スイス製SIG SAUER P226拳銃のコピー。輸出時にNP226あるいはNC226から改名された。

NP-34 - スイス製SIG SAUER P228拳銃のコピー。輸出時にNP228あるいはNC228から改名された。

NP-56 45ACP - スイス製SIG SAUER P220拳銃の使用弾薬を.45ACPに変更した上でコピーしたもの。

NP-58 - スイス製SIG SAUER P226拳銃の使用弾薬を.40S&W弾に変更した上でコピーしたもの。


M-1911A1 - アメリカ製M1911A1拳銃のMIL規格モデルのコピー。ガンブルーの表面処理がなされている。

M-1911A1-P - M-1911A1にリン酸塩皮膜処理を行ったモデル。

M-1911A1-TT - M-1911A1のツートンカラーモデル。

1911A1-Sport-B - M-1911A1のスポーツモデル。

1911A1-Sport-TT - 1911A1-Sport-Bのツートンカラーモデル。

M-1911A1C - M1911A1の短縮型「コルト・コンバットコマンダー」のコピー。

NP-30 - M1911A1のタクティカルモデルのコピー。

NP-29 - M1911A1の使用弾薬を9x19mmパラベラム弾に変更した上でコピーしたもの。


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